2006年 6月30日 伊勢・志摩 前編

梅雨真っ只中のジメジメした気候。それでも車内はカラオケ好きな友人と鼻歌名人の私のカラオケ大会です。
伊勢までは通いなれた道ですし、鳥羽も道路標識を見つつ無事到着。

道中、いきなり現れる一線を越えた素敵な建物たち。鳥羽には一瞬驚くような看板や建物が多い気がします。
勝手に鳥羽をカラフル帝国TOBAと名づけました。運転中なので残念ながら写真無し。

そんなこんなで、東京軒の懐かしの味を楽しめるお店「くっちゃん亭」へ。
鳥羽駅JR側の出口すぐそばで、簡単に見つかりましたよ。
デカイ鳥居が目印っす。
上の画面左手には商店が続いており、うちわを片手にオバちゃんが大アサリやサザエなどの磯の宝を焼きつつ
うつろな瞳で呼び込みをしていました。私がうら若き青年だったら財布を開いていたでしょう。んなこたーない。
いや、普通に食べればいいんですけどね。
そして、一番ふちのお店がラーメン。我らのラーメン。

ガラス窓には500円ワンコインラーメンと書かれています。名前は「くっちゃん亭」うん、ここだ。
暖簾に前髪を触られつつ、覗き込むとまだお客さんは居らず、片耳に大きなピアスをしたおじさんが。

うわぁ、なんとか原人みた・・・ お洒落なおじさんだなぁとお店へ侵入しました。
いらっしゃいませーと迎えてくれ、こんにちはーと照れながら着席。カウンター10席ほどのお店でした。
メニューはひとつだけのようで、いそいそと作業を始めるご主人。
一応、「中華そばふたつお願いしますー」と告げて、薄型テレビに映る時代劇を「すごい暴れようだねぇ」
「将軍暴れるねぇ」と眺めていると、中華そばの完成です。
なんか和歌山っぽいのー。
私は東京軒を食べたことが無いし、懐かしいかどうかなんてわかんないけど美味しそうーと思いつつ
パキリと箸を割って、ズルズル。むはー思ったとおり好きな味(ノ´∀`*)

ちょっと和歌山ラーメンっぽい味ですが、何処が似ていて、何処が違うのかはよく分りません。(汗
うーんと、ちょっと脂っぽさが少ないのかな?麺が少し柔らかめで舌触りが優しく、とてもいい感じ。
お店に置いてあった雑誌掲載時の資料によると、野菜を使わず豚骨と鶏がらを1〜2日煮込んでいるらしいです。ほー。
スープが飲みたいんだけど、レンゲがありません。いいもんね〜と和歌山ツアーで培われた直丼でスープをずずず。

なんかこう、和歌山帰りのサラリーマンが「いやーあのラーメン旨かったなぁ」って夢を見ている感じでしょうか。
うーわ 全然味がわかんない(笑

ご主人はおしゃべりが好きらしく、色々話しかけてきてくれます。
なんでも、色々なご趣味をお持ちのようで革のカバンを作ったり、陶芸で賞をもらったりしており、
ここらへんではかなりの有名人なんだとか。壷の写真や、賞を貰った時の雑誌など色々見せてもらいました。

冷たいお水と丼のスープを三往復ほどして、ご馳走様でした。
また食べたくなる感じの、麻薬っぽい味でした。

さーて、旅館のチェックインまで少し時間があるねと辺りを散策。 
砂浜でうろ覚えお絵かきをして遊んだのですが、私の描いたガンダムが酷すぎて呼吸困難になりました。
変なのは分るけど、二人とも正解が分らないのです。
あたり一面を、訳の分らない絵で埋め尽くし、笑い転げた後、
「ちょっと早めだけど、旅館に行っちまいやしょう」と江戸っ子っぽく枝を放り投げ、今晩お世話になるお宿へ。
ここの旅館は、安楽島(あらしま)という場所にあり、電話で呼ぶと船で迎えに来てくれるんです。
専用電話ボックス発見!
生花がさっきまで寂しかったハズなのに、こんにちはとニコリ。
なんと、クルクルとハンドルを回す電話です。初めて見ましたよ。
愛のホットライン。

使い方の紙を見て、ハンドルをクルクル。面白くて6回くらい回してしまいました。
すると、5秒後くらいに、電話がジリリリーン!!うわっなんか怖い(笑
受話器を取ると、可愛らしい女性の声でホッ。ここで「お前の後ろだ!!」とか言われたら失禁ですよ。はい。

桟橋に降りて、フナ虫に過剰反応して遊んでいると、おじいさんが船でお迎えに来てくれました。
ここで、到着する前に逃げたら、どんなリアクションするかなーなんて思ってニヤニヤ。
ポンポンポン。
お宿はアットホームな感じ。可愛らしい女将さんに冷たいお茶と和菓子で餌付けおもてなしされて
とてもいい気分です。ご自宅のようにくつろいで下さいと笑顔で言われ、とろけそうでした。
お風呂にキャイキャイ入り、いよいよ晩御飯。お部屋食で女将さんが少しずつ運んできてくれますよ。
デカイ伊勢海老。今流行のエビちゃんより好きです。すまん!
これで一人前。アワビも居るし、もうパラダイス。
残念ながらテンションが上がりすぎて写真があまりありません。他にもデカイ魚の煮付けや、巨大ホタテなど
色々な料理があったような気がしますが、美味しく食べた事だけはハッキリ覚えています。

食後は再度お風呂に入ったり、テレビを見たり。
ロビーに子供用の暇つぶしグッズがあったので、コッソリ持ってきました。
ぬりえって懐かしいなぁ。
ぬりえは子供の分を取っちゃいけないなーと思い、落書き帳に目を疑いたくなるほどくだらない
絵本のような物を描いて、大人しく就寝しました。
驚くべき事に、マヨネーズが主人公です。
運がよければ旅館にありますので、遊びに行った際には見てみて下さいね(笑


二日目 後編へ。



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くっちゃん亭  観光地だし、客層はバラバラなので怖がらなくてもOK おじさんも優しいです。
鳥羽市鳥羽1−8−7 JR駅前商店街 10〜19時 水曜休み 


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