2006年 6月30日 伊勢・志摩 後編

目が覚めると浴衣がはだけまくっていると言う、旅マジックに笑いつつ旅館を出発。
女将さんに「好きです」と言えぬまま渡し舟で対岸へ。ありがとう、旅館あらしま。またね風呂場の蟹くん・・・。
船に乗りつつ、「もういっぱーく!」とUターンされてもいいなと思いますが夢叶わず。

船頭さんに別れを告げて車に乗り込み、今回の旅で友人が行きたいナと言うた海の博物館へ。うん!行こう行こう!
到着するといきなり待ち受けていたイカス看板。
ロールオーバーで、ウエルカム!って感じ。

思っていたよりも大きな博物館。モダーンでとても綺麗です。残念ながら入場料はいくらだったか忘れてしまいました。
もう大人だから、いくらでもいいですよね!(財布の小銭を数えながら)
お洒落忍者が居そうな建物が並んでいます。
でっっかいドーム状の建物。こりゃお金かかってますよね。
細かい模型や一本釣りのドデカイ再現モデルなど、なかなか気合の入った展示物。
海女さんのお仕事風景の映画なんかもあり、かっこいいーと感激。海女さん本当にかっちょいいっす。
牡蠣の殻で作った龍には、胆を掴まれる様な迫力がありました。

いやはや、なかなか面白かったね!とランチに向かいます。
目指したのは海の幸がモリモリと噂の西村食堂。石鏡(いじか)漁港にございます。
やってるお店が一軒しかない!と焦ったら、そこが目的地でホッ。

こんにちはと顔を覗かせると、「ラッシャーーイ!」。あっ、どうも(照
目の前はお座敷になっており、靴を脱いですすすーーーっと小さなテーブルへ。
大将の居るカウンターまで数十センチです。お刺身定食と、エビフライ定食を。ちょっと油物が食べたい気分でした。
そして、登場したのがコイツ。あぁ、お刺身定食二つにしなくて良かった・・・。
言わせてください、魚デカ過ぎ。

ひとつの切り身がデカすぎます。口には入りますが、モゴモゴしてアゴが故障しそうになりました。
他にも数品ありましたが、えーと、刺し定2500円、エビ定1700円だったと思います。
いっっっぱい食べたけど、お腹がもたれないんですよー。魚くん・・君っていい奴だなぁ。

サクッと移動して、伊勢神宮そばのおかげ横丁へ。今まで平日しか来た事無かったんですが、すごい活気。
七夕まつりの時期だからかなー。この時点でテンション上がりまくりです。ヤバイ!すっごい楽しい!!
うあー 笹に付いてる願い事全部読みたいよー!

おかげ横丁で遭難しそうな私を、「とりあえず参っとこう」と引っ張ってくれる友人。
おぉ、危ない危ない。「お伊勢参りに行こうぜベイべ!」←真夜中の弥次さん喜多さん風に
テクテク歩いて、まさに日本の中心と言っても過言ではない場所へ。
確実に何かがいらっしゃる空気ムンムンです。
樹齢という言葉がピッタリな、ふとーい樹が何本も。すごい、すごいよ!かなり癒されました。

お参りの後は心置きなくおかげ横丁散策。もうテンションの収まる暇がありませんぜ。
ロ-ルオーバーで、怖いよー(汗
ひげ天って何が揚げてあるんでショー。
とりあえずマンゴージュース飲んだよ!

そんな楽しげパラダイスなおかげ横丁を満喫し、次は何処だとブンブン車を走らせ到着したのは和具。
うーん 漁港風景が野良猫気分を盛り上げますよね! 香り!磯の香り! 骨!魚の骨!
さすが漁港、野良猫多し。猫写ってないけど。

それでですね、いきなり何処へ来たんだ?とお思いかも知れませんが、地図的にはここら辺です。
え、そーゆー意味じゃないって?ごめんなさい すいません。実はここも情報を頂いたラーメン屋さんがあるんです。

まぁ、まだ時間があるので辺りを散策しましょう。
堤防にはバラックと言っていいのか、トタン小屋と言っていいのかよく分らないんですが、
小屋が作ってあるんですよ。ずらーっと堤防に。
あっちも!こっちも!
コレが、すごくいい雰囲気でウハウハ。私こんなの大好きなんですよ。髪の毛逆立つ勢いでした。
だって、仕切りがあって、玄関まで付いてるんですよ。下手したら名前まであります。うっひょー面白い(笑
開けっ放しでも泥棒は来ないっす。

・・・ってね(笑 

もったいぶってすんません。 一通り、興奮を思い出したところでラーメン屋さんですね。
情報どおり、この堤防のすぐそばに掘っ立て小屋風味のラーメン屋さんがありました。
あの小さいやつ。
名前は「」です。ただ、営業時間が分らなくて、行った時は人影があるもののオープンはしていませんでした。
看板が無かったら、民家。

「せっかくだから少しだけ待っちゃう?」「だねだね、勿体無いもんね」と、何が勿体無いのかは考えずに
近くの砂浜で海に石を投げたり、どんどんやってくる散歩の犬を返り討ちしたりして遊んでいると、店内に動きが。
明らかに美味しそうなゴマ油の香り。うーん、お腹が空くぞなもし。

看板点灯まだかなー 暖簾まだかなーと遠目にウロウロしていると、ひょっこりとオジサンが現れ、
不思議そうにこちらを見つつおもむろに看板スイッチオン!!

やったね!開店だ〜とお店に飛び込むと、「もしかして待ってたの?」とオジさん。
なんでも、ここに来るのは常連さんばかりで準備中でも勝手に入ってくるらしく、開店時間も適当なんだとか。
妙な女子が居たので、看板を点灯させてくれたらしいです。うっひゃすみません(笑

塩ラーメンを注文し、「海の家みたいだねぇ」「って言うか、まさに海の家だねぇ」と話していると
オジサンが「どこから来たの?和具の人じゃないねぇ見たこと無いもん」と言いつつラーメンを運んできてくれました。
あら、美味しそう。
「鳥羽に観光に来た名古屋人です。」が正解だったのかも知れませんが、「ここら辺に遊びに来ました」と短めの返事。
なんだか私たち怪しすぎです(汗 

登場した塩ラーメンは色鮮やか。振りかけてあるのは流行の海老ちゃんだなーと思って見てみると、
完全体のと、半殺しのがありますよ。そういえば、さっき厨房から「ミチミチ」と何かをちぎる音がしていました。
あの音はコレだったんだ・・・と、物凄い謎を解いたかのような気持ちで、麺をズルズルーっ。

あっ あー好き好き、こーゆーの。一瞬デジャブっぽい感覚に陥りました。君、どこかで会ったよね!

少し濃い目の塩加減で、コンソメ君がウォータースライダーで遊んでいる感じでしょうか。
なんて言うか、理想の彼氏を思い浮かべて選り好みしていたのに、結婚したのは幼馴染だった・・・みたいな。
夏の麦茶越しに、お母さんのお顔を思い出すような、そんな塩ラーメンです。(いいイメージですよー)
ちなみに、私は好きな味でした。チャーシューも美味しかったですし。ご飯片手にモリモリ食べたいっす。

食後に優しい笑顔のご主人が「どう?美味しかった?」と不安げな表情で厨房から話しかけてきてくれました。
「うんっ 美味しかったですよ!」と言うと、「ほんと、ありがとう!又来てね!」とご主人。
嬉しくなって、ついつい「はいっ また来ます!」と言ってしまい、ハッとここの現住所を思い出すのでした。


乙女検索用 ♪数
 ギリギリマーク無し かなり入りにくいけど、気さくなおじさんが話しかけてくれます。
お昼営業は無し。営業時間は適当です。人の居る気配があれば入ってOK。月曜定休だったような・・。


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