妹。の恋
気が付くと、私は彼と一緒に食事へ出かけていた。 一緒というのは語弊があるかしら、私と彼は話す事はない。 私はただ、むしゃむしゃと食べる彼を眺めては、時々クスクス笑うのです。 彼が選ぶのは街のなんてこと無い、それこそ平凡な定食屋。 時にはデパートの屋上の屋台だったりもしたわ。 なんでもない、普通の光景なのに・・・ ただ普通に食事をしているだけなのに・・・とても楽しい。 共感できるのは、私が食いしん坊だから?いいえ、誰でも食べるのが好きなはず。 出汁がどうとか色々説明してくれないけど、なんだか美味しさが伝わってくる。 あぁこの人、食べるのが本当に好きなんだわ。とっても素敵。 私は沢山のラーメン屋さんに行った。 100軒以上も感想文を書いては、自己満足をしていたけど なぜもっと、こんな風に「行きたいな・いい店だね」と思わせる書き方が出来なかったのかな・・・。 こんなに吸い込まれるのは、絵が付いている漫画だからだろうか? 絵があると表情だったり雰囲気だったり、それはもう無限の可能性があるんだもの。 そうよ、だって大盛り上がりのストーリーがある訳でもないし。 こんなに引き込まれるなんて、本当に絵の力って凄いのね。 一話、読み終えると、ふーっと息を吐いて、また一話。 そうして読んでいるうちにもう巻末。あぁなんて早いの。 幕の内弁当を一気に食べてしまったかのような、ちょっと勿体無い気持ち。 巻末には文章がズラーッと並んでて、作者のあとがきかしら、と 読み始めた文章は思っていたより長く、それはそれは魅力的な文章だった。 違う、絵のせいじゃない。そういう才能なのだ・・・。 この気持ちを誰かに伝えたい。HPで書こうか?今日の妹。で写真を載せる? いや、この気持ちは一行足らずではなんだかもったいないなぁ。 そういえば「妹の恋。」なんてページがあったじゃないの、あれよあれ。 いやだねぇ、恋を忘れてしまっていたのかしらって、婆さんみたいな事を思う。 でもあまりに宣伝しすぎて期待いっぱいで買わせてしまってはいけない。 ふっと手にって、ふーん どんなものなんだろうって気持ちで手にして欲しい。 大きな知識を得られる本ではないけど、食べる事が好きな人たちには面白いはず。 あぁでもただ単に私好みの内容なだけかも・・。なんて書いたらいいんだろう。 読みながらそう考えていたら、数行前から記憶がさっぱり。 なんという失態。掴み損ねた流しそうめんみたいだ。 せっかく脳に広がっていた情景がボヤけてふにゃふにゃ、 思い描いていた登場人物たちも、こちらを向いてデニーロポーズで呆れ顔だ。 あぁいけない。とりあえず読もう。 そうしてその情景に再び戻り、本を閉じると息をふーっとやったのでございます。 2008年 3月27日 妹。、「孤独のグルメ」を読んで。 |
2006年5月27日 さてYahooニュースでも見て寝ようかな・・・そう思って動かしたマウスが重くなった気がした。 マ・・ マイコー キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!! 「なんだ妹って、田島田島って騒いどいて、マイケルも好きなのかよ。」という皆さんの心の声が聞こえてきそうですが、 そうです、好きです。大好きです。恋しちゃってゴメンなさい。 いや、好きとかそんな簡単な分類ではなくて、もう私の体の一部なんですよ。 彼が居なければ、 きっかけは、たしか中学1年生の頃、外食(鳳凰だった気がする)へ行く道中。 兄の持っていたウォークマンで「かっこいいよ」と聞かせられた曲「Who is it」でした。 興奮しながら、「もう1回聞くにはどうしたらいい?!」と繰り返し何度も聞いたのを覚えています。 それからはマイケル一直線。ありとあらゆるCD・ビデオ・写真集・雑誌の切り抜き等を集めまくり、 マイケルのジグソーパズルを飾ったかと思ったら、マイケルの顔が付いた ちょうど乙女馬鹿真っ盛りの時期だった為、マイケルとデートをするのはもちろん、 マイケルがいきなり尋ねてきて結婚を申し込まれる等、数々の奇妙な妄想をして頬を赤らめたりしていました。 そして時代はさかのぼりますが、小学生の頃に家族で行ったディズニーランド。そこで電撃的な恋をしていたんです。 魅力的なダンスに、カッコイイ姿。それがマイケルのアトラクション「キャプテンEO」でした。 この時、幼い私は恥ずかしくて家族に「あの人は誰?」と聞けなかったのです。 なぜかずっと忘れていたのですが最近になって思い出し、あれはマイケルだったんだと気が付きました。(遅い) 私は同じ人に2度恋をしたんだなと思うと、なんだか凄く嬉しかったです。 (現在このアトラクションは無く、私にとってネズミ村は縁の遠い存在となりました。) それでも、一大イベントのコンサートには一度も言った事がありません。 東京や福岡でのコンサートがありましたが、学生だった為に生マイケルは叶いませんでした。 マイケルがやってくる・・・。涙をのんだあの頃から、もう8年か・・・。 今回は、東京・代々木第1体育館でMTV「ビデオ・ミュージック・アワーズ・ジャパン06」の授賞式に出席するらしく、 なんとレッドカーペットを歩く予定と言うではないですか。 しかも、チケットが無くても観覧できるらしいとか。 な・・ なんと・・・。 見たい、逢いたい生のマイケル・ジャクソンに。 ムーンウォークを練習したあの日々を思い出しながら、ネットで情報収集を。 明日は土曜日。お金もなんとかある。次に来日する時は妊娠してたり、どうしても身動き出来ない状態かも知れない。 この機会を逃したらおしまいだ。 行こうと決めたのは午前3時半。出発は午前6時。 興奮して眠れない。 どうやら私の乙女馬鹿は継続中らしい。 続きます。 軽くマイケルのダンスを見てみたい方はこちら。 |
2005年7月27日 彼に逢いたい。いつも彼の声を聴いているけど、やっぱり実際に逢いたい。 大好きな彼に逢いたいという気持ちは誰にでもあると思う。 でも、その気持ちだけで距離は縮められない。前回は名古屋に来てくれたから、今回は私が行くね。 新幹線で東京まで。せっかく禁煙席を取ったのに禁煙席最後尾という位置で 隣の喫煙車両からの煙臭が凄い。誰かが自動扉を開けるたびに香るタバコ。苦痛だ。 しかも指定席が空いてたら座ってやろう的な子連れが私の背後にスタンバって 親子で「席空いてないねーさっき車掌さん来たからバレないのに。座りたいな〜」と何度も言う。最悪だ。 無視して音楽でも聴こうとイヤホンを耳に入れるが、その親子が出入りするたびに視界に入り さらに自動扉が開き煙臭を運んでくれる。 えーと、あんまり歩き回ると危険ですよ。(妹。が) こんなに音楽に集中した事は久しぶり。 聴きながら彼は前に逢ったときはちょっと太っちゃってたけど、少しは痩せたかな? 今日はどんな服装なんだろう?早くこの目で彼が見たい。逢いたい。 ボクシングに興味があったと思ったら、最近は外国語に興味があるなんて言ってたけど少しは上達した? 機械を通した声じゃなくて、生の声。生の彼。嬉しくて仕方ない。 彼の事ばかり考えていると、いつの間にか品川に到着。山の手線に乗って渋谷へ。 まだ約束の時間には少しあるけど彼に逢う前にラーメンを食べるのは自粛した。 今日ばっかりは、彼に会うまではごく普通の女の子でいさせて下さい・・。 東京のお友達のお姉さんに時間をもらっておしゃべりをして、ほうじ茶を飲んだ。 お姉さんが時間を気にしてくれる。なんだか気を使わせちゃってごめんなさいっ またねと渋谷駅で別れてテクテク歩きだす。 名古屋よりも涼しい街はセールをやっているお店がチラホラ。 あ、まだ時間があるから後で来よう。まずは予約したチケットを買わなくちゃ。 さあ、いい時間になりました。開場は18時。開演は19時。 開演は19時と言っても、絶対15分は遅れてくる彼。そのじらしがたまらないんですけどね(ノ´∀`*) 自分の書いた文章に少々吐き気をもよおしつつ、ライブレポはこちらです。 |
2005年5月10日 クレイジーと言えば、 そんな訳でクレイジーケンバンドのライブへ行ってきました。 会場は笹島に出来たZepp Nagoyaです。 やっと待望のZeppが完成し、これで名古屋飛しが無くなり色々なアーティストに 本場の手羽先を食べてもらえることでしょう。 会場に着くとお客さんの年齢層が高く、横浜系な方も居て気分も盛り上がってきます。 入り口でチケットとドリンク代500円を渡し、Zeppコインを貰ってドリンクカウンターへ。 ビール500円、ペットボトルジュース300円の選択ですが、この日は体調が良くなかったので ジュースで・・残念。 500円コインで300円の物を買うのか・・と悲しくなってきましたが その横に『Zepp特製ホルダー300円』という文字を発見し、100円足してそれを貰おう。と 並んでいると、前のお姉さん達はコインだけでホルダー付きになっています。 100円足さなくてもいいのかな?と思い、手に100円を残したままドキドキの注文。 すると、すんなりホルダー付きが手に入りました。(どうしてなのか、いまだに分かりません) しかし、なぜか「十六茶」を注文しており、周りの人はカッコいいスポーツドリンクを 首からぶら下げているのに対し、妹。は万博帰りの主婦みたいでした。 さあ、箱の中へGO!一階はオールスタンディングで人止めの黒い棒が横に3〜4列ありました。 あまり広くなくて一番後ろの棒でも十分見えます。そこのど真ん中を奇跡的にもキープする事が出来ました。 おまけに一番後ろだけ段差があり、剣さん丸見え!うひょー。 さらにその段差に開演まで座っていられるというトリプルラッキー!どひゃー。 会場が暗くなり、クレイジーなメンバーとクレイジーな剣さん登場! あぁ剣さん黒スーツから胸元チラリ(ノ´∀`*)ああ、やっと・・逢いたかった・・・ 始まったからには「イィーーネッ!」が飛び交い、爆音がお腹に響きます。 今回は「SOUL PUNCH」ツアーだった訳ですが、剣さんまだ新譜の歌詞やら うる覚えだったらしく、大きな紙を何枚も手に持ちながら歌うという 本気なのかネタなのか分からない演出がなかなか楽しかったです。 トークでは「大須って知ってます?あの街、気が狂ってるよね!買い物したんだけど 欲しいもの全部そろっちゃったよ!」と大変お気に入りのご様子。 ファンから差し入れされたサングラスに変えての熱唱や、ギターの魔人「小野瀬雅生ショウ」 も大変にカッコよくきまってました。 舞台にはスクリーンが設置され、音楽とともに映像満載。アンコールもたっぷり歌ってくれて 剣さんのサービスに会場一杯のお客さんも皆満足げな顔でした。 途中、剣さんはこんな感じの事を言っておられました。 「コピーコントロールがどうとか言われてるけど、買わずにコピーすればいいんだよ! でも本当にいいと思うなら、買うよね。 だから俺達はいいものを作らなきゃいけないよね! あー自分で首絞めるようなこと言っちゃったよ(笑)」 なーるほど。 と言うわけで、7月6日発売の「SOUL PUNCH」買いですよ! 妹。もハマッコTシャツ着て聞きまくります。 剣さん!また名古屋来てね! ※今回のレポにはセットリストを掲載しません。それはまだ剣さん一行がツアー中であると言う建前と |
さて、スポーツニュースしかやってないし 寝ようかなと思っていると えすが帰宅してきて おもむろにブログを更新し始めた。 ぼんやり眺めていると、奇妙な事をボソリとつぶやいた。 「そういえば、kにマミちゃんあったよ・・・」 「へ〜。 ・・!?」 いよいよやばいと思った。こんなにラーメンに蝕まれていたのかと思うと なぜ早く止めなかったのかという落胆と、同時に保険に入っていただろうかという不安が 一気に押し寄せる。自分の顔が引きつっているのがわかる。 「なに?」と平静を装い聞いてみる。 黙々と作業を続けながらえすは言う 「いや、マルKにアレ・・・クリーム?売ってた・・」 詳しく聞くと「サークルKにクリーミーマミのフィギュア入り食玩が売っていた」という事らしい。 マジですか!? 妹。はクリーミーマミで幼少時代を過したと言ってもいいくらいのめり込んでいて 当時もわがままを言ってビデオを買い揃えてもらっていた。 誰もが一度は通る道だと思う。(多分) 「なぜ買ってこない!」と 「そんなモン恥ずかしくて買えるかよ!」というもっともらしい答え。うむ。そうだな・・ うぅ見たい・・今ではビデオなどしばらく見てないが・・どんな食玩なんだろう。 しかし、今はもう午前1時。こんな時間に出歩くのもなぁ。。 「そうだ!えすは時々夜中にジョギングしてるじゃん!ついでに行ってきてよ!」と ご近所の底力さながらに言ってみるが 「もうすぐ30そこそこの男が夜中に(*´д`*)ハァハァしながら買いに行ったらヤバイだろうが!」 これまた正論だ。 仕方なく、着替えて買いに行く事にした。 夜中にお菓子を買いに行くなんて貪欲だな・・などと微笑んでいる自分が居る。 近所のサークルKは深夜だと言うのに5人もお客さんが居た。 そして食玩コーナーに・・・あったー!! ピンクのパッケージで可愛すぎ。 こりゃ買えんわ(笑 パッケージを見ると、マミちゃんを含め5人の魔法少女のうち一種類が入っているらしい。 なんてこった。4人もハズレが居るではないか・・。 急いでカゴを取りに行く。さて何個買えばいいんだろう。 しかし、妹。は くじ運がいい(と思っている)ので3個購入する事にした。 きっとこの中に・・マミちゃんが(ノ´∀`*) レジはすぐそこだが・・いらない物をどんどんカゴに入れている。 メンズはエロ本を買う時に本で挟んで買う。というのを聞いた事があるが、 今はその気持ちが分かる。痛いほど分かる。 コレを単品で数個はちょっと恥かしい(笑) そそくさと帰宅し、自慢げに家人に見せつけ 興奮気味に開封・・。 いきなりマミちゃんでた〜! ちゃんとパンツはいてるのよ。 ああ、いきなり出るなんて、なんてくじ運いいんだろう・・ さぁ目的は達成された。なかなか作りも良く出来ていて首のリボンのはためき方も素敵だ。 白いパンツも眩しすぎる。 他にはどんな魔女っ子が入ってるかな〜と開封すると またマミちゃん出た〜! 振り向きの眼差しで・・。 そして、もしやと思ったら・・全部マ〜ミちゃーーーーん!! ちょっと申し訳無さそう。 三個買って全部マミちゃん?ちゃんと混ざってる? これは運がいいの?それとも・・ というわけで、三人もいらないのでご希望の方に差し上げます。 先着二名様。メールで「マミちゃん欲しいよ係」まで・・。 (ご希望の方にはカラフルなチューイングガムお付けします。) モデル風に記念撮影してみたりして。 デリケートに好きして・・ 2005年4月6日 妹。
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昨日、雨の中瑞穂通で信号待ちをしていると、意外な場所で彼に逢ってしまった。 見間違いかと思って目を凝らす・・・やはり彼だ。 ほんの数年前から淡い恋心を抱きつつ、叶わぬ恋とあきらめていた。 ずっと見て見ぬふりをしてきた それでもその情熱は冷めていなかったのだ なぜこんな所に・・ 私は気が付くと車をそばへ駐車し、彼の元へノコノコと歩き出していた。 この胸のときめきはなんだろう。近づくにつれ胸が高鳴り もう壊れそうだ。 雨に濡れた彼は捨て猫のようだった。かわいそうに・・。 しかしドッシリとしたボディは高貴さを失っていない。 内部を覗き込むと、ATである事がわかった。さらに皮シートで純正ナビとCDチェンジゃー。 この場所に倒れこみそうになる。あらためて顔を見ると『279』・・・ 279万か・・・ とうてい小娘が出せる金額ではない。諸費用などで300万はいるだろう。 今の愛車は二年前に買ったばかりで年末に100万ピッタリという宝くじのような 査定金額を言い渡されていた。 200万もたりねぇや(笑 妹の淡い恋はやはり諦める事になりそうだ。 のちに家族に話すと「お金があるなら買えばいいじゃん」と言う優しく残酷な答えが返ってくる。 が、しかしこの恋は成就するかも知れない。 なぜなら前回、車購入時にオレンジ(金)色のロードスターを買おうとしたら お金さえあればこの恋叶うかも。。 この恋は金で買う。 なんだか金・金と嫌な感じになってきたがこれが現実だ。 頬を赤らめて車に戻る・・ 雨の中を1人で待つ愛車・・。なんかゴメン・・。 君ももちろん好きさ!浮気なんかじゃないんだよっ(焦 と心の中でささやく。 さて、あと200万!!頑張れ妹。!(他人事 2005年3月12日 妹。 |