♪♪ 店員さんも若く、センスの良い店内。大きな椅子をうまく操ってヒラリと座ろう。
仲の良い家族のようなラーメン。優しくも立派な美味しさです。大人数で花火が出来るくらいの駐車場。
どこかラーメン食べに連れてってよ。そう友人から電話があり、手に取った箸をおきます。ギリギリセーフだね・・
「これは明日の朝食べることにしよう。（棒読み）」と言い、家を出ます。ごっごめんなさい！！
「美味しいところに行きたい。あっさりがいいなぁ」と言う友人。
ではアサリのラーメンに決定でございます。とチャイナポートへ。
お店に付くと、看板に大きく『手もみラーメン』の文字。 「どーゆー意味？」と友人。見たままでんがな。
妹。にもよく分りませんが何かを揉んでるんでしょう。（たぶん麺）
店内は一列カウンター。お客さんは誰も居ませんでした。
背もたれの大きな椅子に座ると大きめのグラスでお冷が出てきました。
なんだか子供に戻ったかのような感覚です。 うーん 落ち着く。
注文は手もみラーメンで。店員さんの名札には笑顔の写真が・・。僕の笑顔はこんなに素敵さ。と教えてくれています。
ラーメンを作る真剣な顔と、優しい笑顔を同時に見れるなんて、なんて私は贅沢なんでしょう。
そう思い、照れ隠しにカメラをいじっていると、手もみラーメン登場。
手のひらにネギが。あぁこの本に載っている写真と同じ配置だ。と感動しつつ、スープを。
なんてさっぱり、なんてお上品。そして美味い。
アサリがダシに使われていると聞いていたのですが、そんなにアサリ味は来ないです。
アサリは控えめに、隠れている感じでしょうか。あれ？魚だっけ？鶏がら？一瞬頭が混乱しました。（どっちもみたいです）
指のように並んでいるメンマ、これがまた美味しい。歯ごたえ最高。
変に味が付いていなくて、「スープ・・美味しいでございましょう？」と他人を立てるおばあちゃんみたいです。
このおばあちゃん、おいしすぎ。そんなアナタがおいしい。
そして麺もモチモチしておばあちゃんを連れて散歩をしている孝行息子みたい。
思わずスルスルと食べてしまいます。
そして、連日ラーメンばかり食べてる妹。には嬉しい薄切りのチャーシュー。これがまた美味い。
肉の味もしっかり出て主役級の美味さなのに、「メンマの歯ごたえ、よろしやんしょ？」とばあちゃんを引き立てる。
何歳になっても夫婦やけんね と言う理想のじいさんみたいです。
なんでしょう この謙虚な丼の中の美味さの譲り合いは。
しかもそれが上手くまとまっていてまさに近所で有名な仲良し家族。
隣では無言でひたすらズルズルとラーメンを食べる友人。どうやらかなり気に入った様子です。
もう一杯食べられるね。と言いながらもお会計をして店外へ。
駐車場もあるし、あっさりしたラーメンが好きと言われたら連れてくるラーメン屋さんだと覚えておきます。