獅子吼 平安通駅南東
♪♪ 店主さんも若く、可愛らしい女性店員が居るので気軽に行けます。
虎穴に入らずんば美人妻!・・って獅子ってライオンでしたね(照
2008年 4月20日

最近かなりの頻度で遊んでいるAちゃんが急にラーメン食べたい!と言うので、
あら、奈良でラーメン好きになったかな?と、急いで兄の本棚からラーメン本を抜き取ります。
どんなタイプが食べたいのか、写真を見せて決めようと、持って出た物は2006年のぴあ本でした。

開いてみれば池下の慈庵や、薹大がNEWOPENの頃です。なんか懐かしいですよね。
そしてここもおNEWだった、獅子吼へいって来ました。
たぶんそこっぽいよ、という適当な案内で奇跡的に専用駐車場まで見つけてしまい、
なんかうちら凄いよね、と訳のわからぬ自画自賛で店内へ。

かなり久しぶりで、あぁそうか券売機だっけと、鉄の箱に対面します。
一番初めに目に入ったのは「男らーめん930円」。あ、コレにしよう。
他のメニューも見ないで決めてしまいました。Aちゃんは塩らーめんです。

カウンターの向こうのお兄さんにチケットを手渡すと・・・・ うひー黒いタワシが動いてる(汗
・・・と思ったら、全身でハッピーを表現しようとハシャギまくる犬でした。
トイプードルかな?アレって毛が抜けなくていいらしいですね。もう本当におもちゃ並みの可愛さ。
いきなり後ろから毛の中に指をブスッと入れてみたいですよね。どんな顔をするんだろー(やめれ)

なんて、くだらない事を考えていたら、男らーめん登場です。
海苔が倒れるのを二本のモヤシがキャッチ。

目で感じるより先に鼻が存在を確認しましたよ、黒こしょうがブワッとかけられています。
なんか竜巻にやられた街、カンザスを上空から見てるみたいな感じです。

なにやら丼の横に添えられている、そばつゆの入れ物のようなものが・・・。
これなんだろう?ちらっと覗いてみると、白いお湯に脂が浮いているような?
もしかしてレモン湯みたいなもので、味に変化をつけるのかなー?
途中で入れてみればいいか、と食べ始めます。

箸を入れて麺の姿が見えると、ソレはもうトルネード。くりょんくりょんでビヨビヨの麺です。
こりゃ美味しそうと引っ張り出しますが、このトルネードの暴れること(汗
こりゃドロシーも飛んできますよ、どひゃーですよ。(?)
白い服を着てきてしまった自分を呪いつつ、飛ぶ脂の行方を目で追いつつ、ズルズル。

とっても噛み応えのある麺。なんだか、パスタにありそうな感じだなーと思ったんですが、
外国人にこの麺をパスタ的に食べさせたら、「おぉ〜う、むふ〜ん」とか言いそうですよね。

ふと、見た目から豚骨醤油だろうと思っていたんですが・・・あれ?味噌?
これって味噌豚骨なのかな?麺ばかり食べていたので、スープをズズズ・・・。

あ、美味しい(笑

見た目は悪っぽいんだけど、暴力的じゃなく意外と紳士って感じですよ。
これがいわゆる、ちょいワルオヤジってやつでしょうか(笑
量も格段多いわけでもなく、女性でも普通に食べられるサイズ・・・だと思います。
そういえば930円だったなぁ・・・ちょいワルオヤジはリッチですよ。うんうん。

あーもう食べきってしまった・・・と、残ったモヤシを食べていると、うわーしまった!
途中で入れようと思っていた、あのつぼ汁を忘れちゃったよう もう食べちゃったやん(汗
初めてのつけ麺の時のような動揺が、私のミニマムな心を締め付けます。

コレって本当に何なんだろう?私が思うように味があるのかな?とレンゲに入れて飲んでみました。
ずずず・・・ うんっ 味無し!(笑

あぁよかった、これで本当に味がついていて、二度楽しめるとかだったら
残念すぎてもう一杯注文しちゃうところでしたよ。
きっとスープ割りみたいな感じで、最後に入れてスープを楽しむものだろう。と、
自分で解決し、スープをぐびっとやりお店を後にしました。

さっきのラーメン美味しかったね〜!とAちゃんと話しつつ、
黒ウーロン茶を飲みながら、巨大なホットケーキを頬張ったのでした。

2005年10月27日

一生懸命おえかきをしていると、向こうの方から「おいおい」と呼ぶ声がします。
色鉛筆の色を確認しながら「いったい何ですか」と聞きかえすと、「約束を実行にうつす時がきた」とえす。
「約束なんぞ・・」と振り返るとラーメン本を掲げているえす。
あぁ、今晩もラーメンを食べに行くと言っていましたね。と重い腰をあげ、準備をして家を出ます。

「このビルが爆発したのだ、覚えているか」と大曽根のビルを見上げつつ、到着したのは獅子吼さん。
前々から恐い名前だなぁ、鷲やタヌキの剥製が置いてあるようなお店なんだろうなぁと思っていたのですが
なんだかお洒落じゃないですか。
なにやら入り口でフラッシュがパシパシ光ってます。
お店に入ると、にこやかな女性。 うっわ かわええ(ノ´∀`*) そうか、ここが噂のラヲタの癒され場ですね。
そして、お店の奥から旦那様と思われる若い男性が。うっわ かっこええ(ノ´∀`*)
美男美女に圧倒されつつ、一番隅の席へ座ります。
カウンターのみのお店は、名前に似合わずなぜか可愛らしい雰囲気が漂ってます。
手作りのサイコロ風なメニューとか
見せてあげよう、ラピュタの雷を!(モウロ将軍が落ちるシーン)とか
健康を気遣うふりかけにお酢。そして可愛らしいタイル。

可愛い獅子って感じだなぁとキョロキョロしていると、注文した塩ラーメン(煮玉子トッピング)が登場。
お上品なお盆に乗って登場したお塩さん。
さて、頂きますとレンゲを手に取りスープを一口。
うーん・・言ってもよろしいでしょうか。サッポロ一番塩ラーメン(小声で)。

うーん 小学校の頃に、土曜のお昼ご飯でよく食べました。美味しいんですよねぇ。
しかし「ちょっと違うような気がするよね」と自問している脳内。
何が違うって、ゴマの風味がなんだか優しいんです。
まるで、若い奥さんが握るおにぎりみたいな一生懸命な優しさがありますよ。
肉が大きいって喜んでるの?と小悪魔的に切られたチャーシューも食べやすく、美味しい。

繊細な感じの細麺は、一口目はちょっと固めかなと思いきや、チャーシューに浮気して戻った時には
ちょうど良い硬さに。私が浮気するってわかってこの硬さに!素敵よ!若旦那!

そうそう、注文していた青じそ御飯がありました。
しそぉぉぉぉぉ(ノ´∀`*)
もしかして、ゆかりが乗った白い飯かなぁ・・と心配していたのですが、期待以上のしそ三昧。
私、しそ大好きなんですよ。もう鼻息が海苔を吹き飛ばしそうです。
ご飯にはゴマとタレがかかっており、ご覧のようにしそと海苔がご相席。もう最高。
もっとタレがかかっててもいいかなぁと一瞬思ったのですが、しその風味が消えてしまうので
コレでいいんですよね!すごいぞ!若嫁!

最後には杏仁豆腐まで食べつくし、もうご機嫌です。
お上品でとろとろのおませさん(?)。

お腹も一杯になり、さーて失礼しましょうかと席を立とうとした瞬間。
目を疑いました。なんと、気軽に足を置いていた足元に横たわる丸太。
そこには何か獣が傷をつけたような痕跡が。女性のヒールで?とも思いましたが、いや違う。
深く、荒々しいその痕跡に獅子の影を感じつつお店を後にします。

これを読んだ皆様、ラーメン食べてる途中に足に何か触ったら・・それは獅子かも知れませんよ。


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