三洋軒 マークなし 博多空港そばの小さなお店。大きな暖簾がステキです。
2006年12月23日

空港からタクシーでたどり着いたのは志免町の三洋軒。開店時間5分前に着いてしまいました。
右の車には開店を待つカップル在中。

ガラス戸の前に立ち、店内で開店準備をしている白衣の貫禄おじさんと、
自分の背後に並ぶ家族連れの影を観察していると、いわゆる約束の時間12時に。

大きな暖簾を店内から引き出し、勇者のように振りかぶり・・・外のダンボールに立てかけるオジサン。
あれ、暖簾かけないの?という私と視線を合わせずに「どうぞ」と小声で誘ってくれました。

店内はカウンターに、畳敷きの小さなテーブル席が。
ラーメンを注文すると、厨房に堂々と陣取ったオバサンのてきぱきとした仕事が始まります。
隣でご飯をよそったり、丼を並べる白衣の貫禄おじさん。
おじさんがサブなんだ・・・と意外な役割分担に神妙な気持ちになっていると来たよ、きた。
私、400円なのと呟いた君。
丼を受け取ると、手にはベッタリ脂っこ。いいの、いいのよ。
麺をずるっと頬張ると・・・・ がーっ 旨い!!!
すっ 好きです(照

ゴリゴリでは無いのに宝のような美味しさがぎっちりスープ、自家製麺によく絡み
調和という文字が脳裏に浮かび上がります。イエス!イエスッッ・・・・!!
ほんの少し塩味が効いていて私好み、ネギが苦くなくてほんのり甘いのもニクイです。

今にもニヤけそうな自分に喝を入れて一気に平らげてしまいました。
幸せの花園に一歩足を踏み入れたような気持ちで、ご馳走様でした。

これか、これなのかっっ と旅行カバンを握り締めて店外へ。
移動はバスにしようかなと歩き出すと、遠くに炭鉱跡なのか妙な建物の廃墟が。
炭鉱夫の人たちはこんなラーメン食べて頑張っていたんだろうか・・と
ポケットの小銭をいじりながらバス停を目指しました。


お店を出ると、ちゃんと暖簾がセットしてあったよ。

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