2009年12月5日 「ロボゲイシャ
シネマスコーレ



日本文化を外人の口に突っ込こんで微笑む映画、「ロボゲイシャ」を見てきました。
これがまた、日本好きの外人は山盛りのワサビ食べたくらい泣いて喜ぶんじゃないかって言う映画ですよ。

ゲイシャがロボットで、修行がしゃぶしゃぶで、ルーズソックスから刀が出てくるんですよ。
その上、セクシー天狗が飛び跳ねて、切腹しようもんなら外人の日本観がまた一段とおかしくなるよね。(?)

そりゃあもう、クレイジーですよ。それでいて、いろんな映画のオマージュもありますから
映画好きでクレイジーな人にはメチャクチャ面白いです。あ、普通の人でも面白いです。

井口監督ってば、これを「ファミリー映画です」って言い切っていたのには、観客苦笑だったんだけども
あながち間違ってはいなくて、今回は流血少なめなんです。覚悟して行ったのにナー。
一応、R−12なんですが、見た後に焼き肉食べてもだいじょーぶ☆


なんかね、巨大ロボが街を破壊するシーンがあるんですが、ビルから血が噴き出してるんですよ。
バキッと壊したら、血がブシューーって。ありえないじゃん、明らかに監督病気じゃん(心配)

話を聞くと、審査を通すのに人から血が出なきゃいいって言われたらしくて「じゃあビルから出しチャオ☆」って事らしいんですよ。
それをね、真剣な顔して「あのビルの一室には人が一万人いるんです。だからなんです。」だって。
へー なるほど。って、納得していいんだろうか? あぁっ チャッピーな監督!!

とにかくね、朝飯前の竹中直人が出てきて、ゆるゆるの松尾スズキ、お久しぶりの志垣太郎などなど。
キャストもGOOGな「ロボゲイシャ」オススメです!!!



そんなクレイジーな映画なんですが、作っている人たちも愛すべきクレイジーです。
迷ったんですが、クレイジーな舞台挨拶もレポさせて頂きます。


最終回の上映前には井口監督、特殊メイク・造形の西村喜廣さんをはじめ、出演者など10数人が登場(凄
普通に出てきてくれるはずもなく、今回も当たり前のようにフンドシスタイルです。
しかも天狗役の女性キャストはシールをニプレス代わりにして登場・・・ちょっ ほとんど裸やん(笑
みんなそろって ヤァ−ッ☆

そして、西村さんの手には赤い羽根が。おや、募金でもするのかな?
太鼓腹が監督ちゃんです。


おもむろに西村さんが「では、自己紹介をしたいと思いまーす。やりたい人はこの針を刺してくださーい」




・・・先生!!!意味がわかりません!!!Σヽ(゚Д゚; )ノ

そんなノリで、針刺しがスタート。お尻に刺して自己紹介をば。
「うぐっ」小さな悲鳴が響く カオスなスクリーン。
胸に「日活」と「東映」の刺青をした、意外に偉い人っぽいマークさんも。
ちなみにマークさんは映画には関係なく、面白そうだからとついてきた可愛い外人さんです。
「僕もやるの?」と逃げ腰の西村さんも当然のようにブスリ。

なんだかこっちが恐縮してしまうほどのサービス精神に脱帽というか、脱衣ですね。
そんな感じで、とっても不思議な雰囲気で終わった上映前の舞台挨拶。

最初から濃いなぁと思っていたら、上映後の挨拶も濃くて濃くて、写真は載せませんがセクシーなダンスもございましたよ。
映画には関係ないマークさんの奥さんまで「フンドシナリタ−イ」とか言って、サラシ巻いて登場するしで大騒ぎです(笑
やり切った、すがすがしい汗を見た

Q&Aとサイン会に写真まで撮ってもらって、劇場を出ると23時。うわぁ、空腹どころかお腹いっぱいですよ ノ(´д`*) フゥ
1800円でこんなに濃い時間を過ごしてしまっていいんだろうかと思いつつ、大変に満喫させて頂きました。
井口組の皆さん!また名古屋にきてちょーす!


劇場前の恒例の屋台は「溶解母乳 一杯50円ミカン付き」でした。
甘くて美味しかったよ、最高だね、シネマスコーレ!!


母乳は人肌温度でしたよう。


妹。のあしあと TOPに戻る