一軒目は長寿軒。湯沢市大町にあります。なんでも４０年ほど前からある湯沢の老舗なんだとか。
とても空いている高速を飛ばしたら、すぐに到着してしまいました。
思っていたより新しい店構えですよ。こんにちはと入店すると、豚骨のいい香り。 いらっしゃいませーと奥からお姉さんが出てきてくれて、
彼女に続いて、また女性が二人出てきてくれました。
カウンターに座り、三人の秋田美人の作業をいい雰囲気だなぁと見ているとラーメンが登場。
フランスパン？一瞬パンが乗っているかと思いきや、「麩（ふ）」でした。
脂が豚骨スープの表面をおおっているな、と思いつつスープをズルズル。
のあーーーーっ おっ おいしい！！
旨いよ、旨いよ、コッテリしてるのに優しいよ。色白美人だよあきたこまち（？）。
よく分からないけど、醤油が私の知ってる奴とちょっと違うような。
とにかく、レンゲ持ったまま「うわぁ・・・ いい・・」と囁いてしまう程ですよ。
あまりの美味しさに興奮していると、麩にジワジワとスープが浸り始めています。
こいつの食べごろはいつなんだろう･･･そう考えつつも、箸は麩をガッチリ捕獲し、
このタイミングでいいのかと自問しながらパクリ。
もっ もふもふ ！！（惚れたよ）
「ふ」だからってダジャレじゃないんですが、本当にスープがうまい具合に吸収されてもふもふなんです。
この幸せ吸収体を考えた先人に敬礼したいです。この麩は本当に幸せの一瞬でした。
さらにチャーシューがちょっと硬めで旨い。海苔も普通の物とちょっと違って風味豊かな気がしました。
あぁ秋田に来て良かった・・・。丼の温かみを手に感じながらそう思ったのを今、思い出しました。
すっごい美味しかったね！とお店を後にし、二軒目は十文字中華そば マルタマへ。
平鹿郡の十文字町にあるお店で、煮干風味のすっきりとしたスープが特徴の十文字ラーメン。
その十文字ラーメンの元祖と言われるお店らしいです。
←今回のレンタカーと共に。ビッツじゃないぜヴィッツだぜ。とても大きなお店で、席も多く広々。二階にも席が沢山あるようで地元のオジサマ達が階段を登っていきます。
しばらく待つとラーメンが登場。
７時の方向に居るのは大根？一瞬大根かと思ってしまいましたが、さっき惚れた麩でした。やったー！（喜
そして麺がかなりへりょへりょしていますよ。まるで、透き通ったスープが「この麺見てよ」って言ってるみたい。
こりゃ美味しそうだとズルズル。
うわぁ 君達落ち着きなさい（？）。
と言うのも、ちぢれ麺が口の中でへりょへりょ暴れるんです。遊んでよーって。
あのおねだりされて「もう、しょうがないなー」って時の、気持ちの高揚がちょうどこの感じなんですよ。（分かりにくい）
とにかく食感が楽しくて、好きな麺です。
また、先ほど感動した麩。今回はひたひたになっているのを口に含みました。
うん。美味しいけど、さっきの長寿軒の方が好きだなぁ。どうやら脂がもじゅーってなった方が好みみたいです。
麺がモリモリ入っているのですが、あっさりしているのでなんとか食べられました。うわー満腹。
ご馳走様とお店を出て、大人しくビールを買い、秋田市内のホテルへ向かいました。
もどる。