ら・けいこ お店の場所
マーク無し 男の暖簾がかなりくぐりにくい。最近では女性客も多いらしく、 だいけんさんも女の子には優しいです。
※このお店は古い順にレポが並んでいます(最新は一番下)。  妹。の変化も一緒にお楽しみください。
2005年5月3日    

今日は高校時代の友人とマリオットホテル・華雲でランチしましたよ。ひょうたん弁当を楽しく頂きました。キャッピー♪
これを崩すと・・こんなに一杯


ランチ後にはテレビ塔に登って、塔の今後についての社会見学的な催しに参加させて頂きました。
なぜか高いところは大好きデース♪

さらに、HARBSでマンゴームースケーキと紅茶を頂き、大変キャッピーな休日だなぁ・・と思いつつ、
同行者にふらふらついていくとテレビで見た事のある風景に・・。おや?
こ・・ここは・・ヽ(´Д`;)ノ
えぇぇ〜恐いよ 恐いよ 恐くて店内見れないよ(汗) さっきでっかいケーキ食べたのに・・。
ちょうど満席で待つ事5分。一番奥の席が空きました。ていうか、暖簾くぐっていいの?

店内はカウンター一列で黙々とラーメンを食べる男性客。
まさかここへ来るとは思わずフリフリのスカートで入店してしまい、「どうもすみません」という気持ちで一杯です。
カウンターには水の入ったペットボトルが沢山並べてあります。
ここら辺は飲食店街なのでのら猫が多いんですね(不正解)

厨房には主人とハキハキしたショートカットのおねいさん。固まった笑顔で席に着きます。
ご注文は・・と聞かれても緊張で頭が真っ白です。 
とりあえず、同行者と同じ650円で。(ここは値段で注文するそうです。内容は肉メンマ入り)

ここでは男になったつもりで頑張ろう。 そんな風に思っていると緊張のせいかトイレに・・。
するとトイレの中は一面ピンク色です。 あーホッとする。 私、やっぱり女の子なんだワ。
自分の性別を確認し、手を洗おうと滝状ノズルから水を出すと・・ビヒョー!水飛びまくり。スカートビショビショ(´Д⊂
やっぱり気を許すなというお告げなんだと思いました。

席に戻ると黙々と主人が麺を茹でています。でっかい釜・・。うーんワイルド。
緊張でしょうか・・息苦しいです。おかしい・・酸素が薄いのでしょうか?
主人が麺を茹でている釜でどんぶりを温めています。両手でジャボーン!まさにワイルドMEN!

緊張のあまりニヤニヤしていると、当たり前ですが登場してしまいました。650円くん。
どうしよう。

さぁ食べてもらおうか・・。そんな視線を感じます。・・視線の出どころは主人さま(汗)
うわーん 恐いよ。でもガツガツいかなきゃ!そう思い一心不乱に麺をほおばります。
麺に絡みつく油で唇が油まるけになってしまい、口紅のグロスを塗りたくったような気分です。
妹。の大好きな背油も浮いていました。・・・が、それどころではありません。
麺の弾力がすばらしく、どんどんアゴに乳酸が溜まります。

く・・苦しい・・。ふと丼から顔を上げると・・うっわー!主人が睨みをきかせてる〜!!!
妹。のどんぶりをマジマジと見てますよ・・ね? 恐い 恐い 恐い 恐い。
まるで鮭を見る熊ですよ。 (あたし、おきゃくさん・・・(´・ω・`)・・だったはず・・)
まだこんなに残ってますが・・(泣)

ふと気がつくと、なぜかずっと手が震えています。(あたしアル中じゃないですよ)
これはきっと色々な意味の危険信号ですね?体内警告ってすごいな〜(´∇`)
震える手で麺を口に運び見上げると熊。あわわわ・・。

妹。が(ラーメン屋なのに)恐怖に震えていると隣のお兄さんが食べ終わって席を立ちます。
チラッと覗くと・・うっわー結構残してる(笑)  すると熊が「ちっ 残しやがったな・・」 って言いました!?
厨房に熊が・・。ねぇみんな・・熊が・・(涙)

チャーシューは結構お腹にくると思い、後回しにしていましたが気がつくと姿を消していました。
おかしいナ〜?食べた記憶が無いのにね!(´∇`)お酒も飲んでないよ!

結局、あと一口というところでギブアップ。もう涙目です。
少し同行者に食べてもらい ご・・ごちそうさまでした。
店を出る前に熊さんに「三人の中で一番盛りを良くしといたよ」というありがたいお言葉を頂きました。
やっぱりな(笑)
さらに「次回は一人でおいで」という挑戦状 お誘いも頂き、今度はおなかを空かせて伺おうと思います。

男って素敵! 熊さんも実は意外と優しいかも!? 
 一度は行こうよ! いや、通おうよ! レッツ! ら・けいこ! (あ、チャレンジの休日じゃないや)
2005年6月25日 

真夏のような休日 絶好のリベンジ日和です。 気を引き締めて熊の居る穴へ  

青い布の間からチラリと熊を確認する・・・・居た。
黒いTシャツに首からタオルをかけて まるで人間のようだ。 少し痩せたか?

ちょうど入り口に一番近い席が空いていた。すかさず そこに着席
何かあっても逃げられるし なんと言っても涼しい 最高のシチュエーションだぜ。

来たな・・熊が私を確認した。 あぁ遅くなってすまない。

注文はもちろん、前回食べきる事が出来なかった650円。肉メンマ入り。
今度ばかりは食べきってやる。目の前の(猫よけの)水をコップについで気合を入れる。
ペットボトルの水は凍っていた。  ふっ サービスいいじゃねえか。

穴の奥では鍋の熱気が凄いらしく、熊もタオルで汗をぬぐう。この穴には冷房など無い。
ふと小さな扇風機が目に入るがコレでは熱風をかき回すだけではないか?
真夏はどうするのだ?冷えピタでも使うのだろうか?

もうもうとした湯気の中 私の麺を茹でる熊。 平網で器用に湯切りをした。
熊の手下が「ニンニクは?」と尋ねる。もちろんNOだ。すまないな これでもレディなんだよ。

するとサッと目の前に現れた650円 お前を必ず食べきる・・そう思い箸を取る。


麺を持ち上げると、濃いスープですでに色付いていた。 ・・・今日も濃いぜ 熊。
一口、二口・・ 油が口の中に充満するも麺の旨みをかみ締める余裕はある。
ふっ うまいよ 特にこの麺。 縮れというよりもひねりが加えられている感じだ。
弾力がアゴを押し返す。また押す・・無心に箸を動かす。

半分ほど食べただろうか・・ ぶつ切りキャベツで口の中と気分をリセットする。
熊は思ったより和やかに ビタミンだろうか黄色いジュース状の物を飲んでいる。
中ジョッキに氷をカラカラ言わせて・・ まさに熊。 嬉しそうだ。

終盤、結構キツイ。箸でスープの中を探ってみるとまだ麺が居る。くそう・・
汗が噴出す。しかし負けないぜ 口の中の油を水で洗い流し
一気にラストだ スープに残った芯の硬いキャベツを食べ、箸を置いた・・。うぅ 満腹だ。
ご・・ご馳走さまでした・・・。

熊の穴を後にして同行して頂いた方に「飲んだほうがいい」と勧められ
近くのコンビニでヘルシア緑茶を購入してぐびぐび。少し苦いけどとってもすっきりしました。

熊さんは終始、にこやかで優しげな印象でした。
今度は盛りそばか味噌を食べてみたいなっ!又行くね熊さん!(´∇`)☆暑くなるけど頑張って!
2006年 2月21日
※あまりに誤解を招きそうな文章なので手直ししようかと思いましたが、もはや救いようが無いと悟り
そのままUPする事にしました。妙な所は全て妹。の妄想です。ご了承下さい。


並ぶ迷惑駐車のすき間から灯りを確認します。やった、やってるわっ
少しだけバックしてコインパーキングに駐車。お化粧に手間取って遅くなってしまったわと駆け足でお店へ。
扉代わりの大きなビニールが白く曇ってしまい、中がよく見えません。
そっと覗いてみると満席で、厨房にはだいけんさんが。あぁ良かった(´∇`)

歩道にはちょうどいい長椅子があったので、大人しく順番が来るのを待ちます。
すると、厨房からショートカットの小柄な美人ちゃんが「注文は・・・」と聞いてくるじゃないですか。
あれ、こんな美人ちゃんが居たんですねと、思いつつ「スープ抜き 小盛」を注文。
すると満足そうな顔をしてお客さんが1人、ビニールをくぐって出てきました。 あら、もう私の番ですね。

中に入ると空席はちょうどテーブルの真ん中。目の前には麺箱。いい席だわ。
厨房を見ると、以前にも増して男らしい熊の姿。 なにちょっと、どうしちゃったのよ。
気のせいかしら・・ あ、きっとこの男らしい音楽のせいでそう思うのかも知れないわね。
黙々と大きな茹で釜で麺を泳がせて、優しく、かつ豪快に平網を操る熊。
このお店に来たのは3回目。このドキドキは何?緊張しているわけではないのに・・・。

そうしていると、小柄な美人が「ニンニクは?」と声をかけてくる。首を振って「無しで」と告げる私。
彼女のつぶらな瞳が「え?入れたほうが美味しいのに」そういっている気がする。
茹で釜の前で熊が茹で上がった私の麺をボールへ入れ、小さなツボから何か入れて麺をこねくり回す。
そうよ、よく混ぜて・・・ いいわ美味しそうよ。

程なく、目の前にスープ抜き小盛が登場。
なるほど、見るからに小盛ね
あぁ、久しぶりだわ、と箸を取り麺を引き出す。
色付いた麺を口に入れると、刺激的な味。きゃあ、辛い・・・辛いわ!
まるで手首をがっちり掴まれ、身動きが出来ないほど刺激的!これよ、この力強い麺(MEN)!

すぐに辛さが引いて、もっともっと!と箸が動くの。
グッと手首を引き寄せられ、顔を背けて 嫌よ、嫌よと言っているのに、内心もっと!と思う感じだわ。
しかも野菜が美味しい!美味しいのよ!!
力強い麺に、優しい野菜。「あいつは不器用だから、ゴメンな、分ってやってよ」そんな役回りのモヤシ。
濃い味が蔓延した口の中を野菜たちが優しく慰めてくれるの。あぁ、強引なのに癒されるわ。

ふと、厨房にたたずむ熊を見る。茹で釜からもうもうと湯気が出て、熊を取り囲む。
幻想的で、男らしい姿がさらにかっこ良く見えるわ。釜の蓋を開け、麺を確認する熊。
手に持った蓋からは白い湯気が出て、さらに彼を包む。かっこいいわ・・まるでプロモーションビデオじゃない。
私のこの視線を感じないのかしら・・驚くほど麺に集中してるわ・・。

テキパキと動く小柄な美人。目の前で麺をほぐし、気に入らない細い麺をピッと床に捨てる。・・・やるわね。
彼女が麺を持つと、熊がハッとして蓋を開け、彼女が麺を熱湯に放り込んだ。
妬くほどに息がピッタリじゃない・・・。 心なしか、そっと彼女に話しかける声も優しげだわ。
お・・ お似合いよ。

間違っても妬いてなんていないわ。そう思いつつ、箸を肉に突き立てる。
モリモリと裂ける肉。噛むほどに美味い。繊維のすき間まで美味しく感じる肉だわ・・。
何?私を慰めているの?まさか肉に慰められるなんてね(笑

気がつくと、麺も残りわずか。・・・スープ無しか。650円よりもこっちの方が好みかも知れないわ。
車じゃなかったらビールも飲みたいところね、と思いつつ丼に残るキャベツを食べきる。
ご馳走様・・と小柄美人に会計をして外へ。

満足だわとカバンの中から車のキーを捜し・・あれ?何で栄養ドリンクなんて持ってるのかしら。
なんか重いと思ったらコイツだったのね!んもう。
そうだわ、確かだいけんさん疲れ気味って聞いてたわ、と、さっきの美人ちゃんを手招き。
「コレ・・だいけんさんに」と渡す私。すぐに状況を察知し笑顔で受け取る彼女。
つぶらな瞳が「あなた・・魅せられたの?」と言っている気がする。
ふふ、大丈夫よ、邪魔はしないし、出来ないわ。
そ、それにコレだって、わざわざ買ってきた訳じゃないのよ、ぐ・・偶然なんだから!

と言う訳で、今回も男らしさ満載のら・けいこ。湯気の中のだいけんさんはとっても素敵でした。
小盛は普通のラーメンのちょっと多いくらいの量で、女性でも苦しくなる前に美味しく、楽しく食べられるサイズ。
初めての女性は小盛を注文するのが無難かも知れません。もし足りない時はコンビニでデザートを。
今度は無料サービスの生卵を混ぜてみたいです☆(´∇`)またお邪魔しまーす☆

2006年 8月31日の妹。




猛烈に食べたくなって走った夜道。
普段と表情がちょっと違って、また美味しくて
個人的に特別な一杯に。

箸でモヤシを追い回していると
ふと、頭の中で思考が整列。

「・・・時間が出来たら、またやろう。」

いつになるかは分らないけど
その日まで、充電。


2007年  9月27日
 

少し離れたコインパーキングから小走りで熊の洞穴へ。
小雨が私のズボンをダルメシアン柄に変えようとした時、すごい行列が見える。
この店は9月末で閉店。ここ最近はそれを惜しむ人や、一度は行ってみたい人が訪れ繁盛しているよう。

20人くらいかな、こんな日に・・・物好きめ。
 
その物好きの列に、サッと加わると前のオジサンが「また物好きが増えたね」なんて顔で振り返る。
「あ、どうもっ 物好きです☆後ろ並んじゃいますよ」なんて、照れた顔で会釈する私。生きにくい世の中だ。
 
 
熊にはしばらく会っていない。それは平日が慌しかったのと、私がロッキーに浮気をしていたからだ。
休みの日に会えるロッキーは優しかった。清潔感だってあるし、駐車場もある。
どちらかといえばマイルドなロッキーは美味しくて、巨大な扇風機で私の火照った体を冷ましてくれた。
でも、私の体はマイルドではなく、ワイルドを求めていたのを知っていた。けいこの男くささに惚れていたんだ。
 
席に座ると、釜作業をしていた熊が振り返る。「あっ どうも」そんな顔で、少し微笑んだかも知れない。
「すごい行列ですね」と話しかけると、「えぇ、そうみたいです」という顔で、今度は確かに微笑んだ。
 
ボーイッシュな中国娘が「注文WA?」と麺をこねくって言う。「えっと 肉メンマ入り、麺200gで」。
カウンターに肘をついて厨房を眺める。熊の仕事をしている姿を私が見るのはこれで最後か。
両手で丼を釜に沈める後ろ姿や、まさに蛇のような蛇口から釜に水を注す動作を眺めていると
なんだか今日は不思議におセンチな気持ちになる。・・・なぜだ。
 
そう思うと、店内で流れる音楽がバラード調だと気が付いた。
エリック・クラプトンさま、あなたのせいですね。この雰囲気、エンドロールっぽくて、なんだかいいな。

初めて来たとき、この時間がすこし怖かったことを思い出した。
男性ばかりの店で、緊張していたんだな・・・ そう考えつつ目線を手元に落とすと、あっ!
肘のすぐそばに、前客のこぼした油が点々と広がっていた。
サッと横へ肘を移動させようと思ったら、そこにはキャベツの切れ端が。うおぅ。
この店で油断は禁物だ。 初めて来た時にそう学んだではないか・・・間一髪だったな。
 
熊と中国娘がカウンターの向こう側でサササと手を動かす。
毎度、この連携プレーが素敵過ぎて困る。まるで二人でパズルでもしているみたいだ。
「ニンニクWA?」と聞かれ、「無しで」と告げると、いきなりドーンと目の前に丼が現れる。

・・・ここだ、この瞬間が一番嬉しいのかもしれないな。

丼にモリッと盛られた麺と好き勝手な方向を向くモヤシ。自信ありげに鎮座する肉と、油断して寝転ぶメンマ。
その派手な姿は衝撃的だ。このシーンで喜びを感じたら、立派なけいこ中毒者。私もその一人か。
 
ね、嬉しいですよね。(携帯で撮ったよ☆)
 
さぁ箸を割って、頂きます。 ウフフと麺と綱引きをするように引っ張り出すと、ムワっとあの香り。
ここだけで味を思い出し、実際に口に含んで再確認 あーコレだ 美味しい、美味しいよ。
 
 
コレがラーメンなの?スープが油じゃん!と驚いたこの味が、今では大好きな一杯に。
ラーメンをよく食べるようになって、困るのは「一番好きなラーメン屋教えて」と言われること。
初めての人、ましてや女子に受け入れられるだろうかと躊躇したけど、今思えば胸を張って言えばよかったな。
素敵なだいけんさんも居るしね。それにしても、もうラーメン作ってもらえなくなるんだ 寂しいナァ。
 
そんな事を思いながら、キャベツをスープに浸して食べると、音楽がパワフルなテーマに変わっていました。
この音楽、このラーメンに本当によく合いますよね。
肥満を気にしなくていいなら、もっともっと食べたかったなぁ。
 
今日の一杯はあの頃よりは少しだけマイルド。
麺ももっと色づいていた気がしたけれど、私が慣れてしまったってのもあるんだろうな。
やっぱり大好きな一杯は、お腹にどんどん吸い込まれて、とても美味しかったです。
 
箸を動かしていると、浮いているモヤシの横でぷかぷか寂しそうな肉片が。
さっきムショッっと食べたチャーシューの脂身の部分。ほとんどの場合、残しているところです。
あー 今日で最後だし、食べちゃおかな・・・ 口にぽいと入れ、噛むとムジュ〜。
うあぅ この太りそうな脂が一段と美味しい(笑
 
スープも飲んで、はー 満足。気が付くと額にはしっとりと汗が。うーん 暑いナァ(汗
厨房の熊さんは、一息ついてタオルに水を含ませ豪快に顔の汗をぬぐっています。
真夏はもちろん、冬場でも蒸し風呂のように暑い厨房で、いったいどれだけの麺を茹でたのかな。
壁やコンロ、釜にも歴史がしっかり。もう30年くらい歴史が積み重なってそうですが(笑
 
熊さんには沢山のファンが居て、その寂しさはカウンターの向こう側に届いているかな・・・。
立ち上がり、「ご馳走様でした」と椅子を戻すと、「あぁどうも」と笑顔の熊さん。
熊というよりは、ちょっと若い大黒様みたいな、重厚ないい笑顔です。
また、どこかでお会いできるといいなぁ。本当に美味しかったです。

だいけんさん、お疲れ様でした。そして、ご馳走さまでした☆



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