八百善 
マーク無し 人気店で、常連多し。席はテーブルのみで相席になります。
でっかい肉でお腹いっぱい。店外に漂う醤油の香りが最高です。
2005年12月30日

前々から行きたかったお店、八百善へ行ってきました。
常滑の海を眺めつつ到着したお店は思ったとおりの風貌で、駐車場にまで醤油のいい香りが流れてきます。
人気店と聞いており、行列は6人程度。「あぁやってる・・良かった。」と暖かい日差しの中で順番を待ちます。

隣のお店は「お好み焼き」と書かれた暖簾がゆらふら揺れており、ちょっとしたおやつ処のようでした。
醤油のいい香りはここから流れてきてるのかな?と、覗いてみると中に居るオジサンと目が合い、
なぜかニヤニヤ笑ってその場を離れる私。 あー・・また怪しい行動をとってしまった(恥

すると、八百善の暖簾を掻き分けて家族連れがにこやかに出てきました。やったーヽ(´ー`)ノ
「はい、お邪魔しますよ。」とお店に入ると、テーブル席が5席ほど。
空いたテーブルに残された色の濃いスープの丼を、忙しなく片付けるお店のおばちゃん。
オジサンや家族連れが相席しており、借りてきた猫っぽくやや小さくなっています。
「あぁ、ここはほとんど相席なんだな」とダウンジャケットを小さくまとめて座席につきます。

メニューは一種類で、「ひとつね」とか「ふたつね」と注文を取るおばちゃん。(チャーシューメンは現在やってないそう)
注文を終えると、頭上にあるテレビを眺めます。ちょうど名珍場面の特番みたいなのがやっており、
相席しているお客さんたちの中からクスクスと笑い声。なんか、一家団欒みたいでいいですよね。

そんな中、ついに中華そば登場。
ドーーーーン。
うっひょー!!(喜  噂通りの肉っぷり。驚きつつも胸が躍ります。
私の後に入店した相席のおばちゃんも初めてらしく、私の丼を見てやや目が大きくなってます。

さあ、頂きます。と箸を取り、とりあえず麺を持ち上げると醤油のいい香りが湯気と共に私を包みます。
うーん 何かご利益がありそうですよね。
レンゲが無く、麺を一気にずるずるずるーっ やや黄色い可愛らしい麺が、スープと共にこんにちは。
醤油色が濃いのに、辛くなくて日本人が好きであろう風味がムアッと広がります。
おっ・・・美味しい!来て良かった!と思いつつ、チャーシューを箸で突っついてみると、思った以上に重い
しかし、箸でほぐすと軽い抵抗感の後にホロリと崩れます。おぉ、いい硬さ具合。

厚みが3センチくらいありそうな巨大チャーシューを、こんなに嬉しそうな顔をして食べる女子が他に居ないだろうと
思うほどに、私は笑っていたかもしれません。美味しい。脂身が多目なのに、勢いよく食べてしまいます。
肉の繊維がこうやって走っているんだな、と思いつつスープの中でほぐしてモリモリ食べます。
そして、肉にまみれてやや苦しくなってきた頃、ようやく一切れ目をクリアです。

ちょっと麺を食べようと、二切れ目のチャーシューの下から麺を引き出すと、肉がゴロンと横たわります。
うっわー! 二切れ目も容赦なくでっかー!(汗
色の濃いスープで気が付きませんでしたが、物凄いでかい肉。食べ切れるのか心配になってきました。
心配になりつつも、箸でどんどんほぐします。すると、頭の中で何かがこちらに向かってきます。
ズシン・・ ズシン・・・。象だ・・ 象です。長い鼻を揺らしながら、なにか嬉しそうに・・。
このチャーシューは、「わー凄いね 大きいね」と子供に喜ばれる象みたい。

そう言えば、象に踏まれても壊れないふで箱って本当に踏まれても大丈夫だったっけ?と
今、考えなくてもいい事を考えつつ、チャーシューと格闘を続けます。

美味しいけど苦しい・・・。実は、ここのチャーシューは大きすぎるので食べきる事が出来ず、
ビニール袋を貰って持ち帰る人が多いのだとか。
実際、透明のビニールを貰い、テーブルに置いている人も居ます。なかなか無い光景ですよね。

ビニールに肉を入れて持ち帰るのもいいなと思ったのですが、どうしても食べきりたい私。
何故かって、過去に「ここのチャーシューはデカイから、お前でも食べられないだろうな」とえすに言われていたんです。
負けず嫌いな自分を呪いつつ、ごっ ごちそうさまでした(汗

お腹がはちきれんばかりの肉はもちろん、スープも麺もとても美味しく大満足です。
次回は大人しく一切れ持って帰ろうと思い、髪に付いた醤油の香りを嗅ぎつつ帰路に着きました。
美味しくて何か楽しいお店です。


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