モリス ♪ お店はちょっぴり入りにくいけど、店員さんは若いお姉さんも居るので堂々と入っちゃえ。
呉の老舗。素直に何度も食べたくなる美味しさです。
2007年 1月7日

呉駅に降り立つと、ささっとタクシーを拾いアーケード街へ。もうやる気満々です。
お店やってるかな?と遠目に眺めると・・看板光ってルー☆
なんだか麻雀名人が居そうな雰囲気。ロン!

到着したのはモリス。まるでパイプをくわえた髭面の外人みた・・ カッコいい名前ですよね。
有名な老舗らしく、なるほど言われて見れば洞窟っぽ・・ 空気が老舗っぽいっす。

こんにちはーと入店すると、細長い店内は昔の喫茶みたいな雰囲気も。
ラーメンを注文し、背後にあったスポーツ新聞をチラ見して
「あぁ私はこの全裸タイツは関心しないわ、お年寄りがビックリしたでしょうに」などと話していると、
ラーメンとうちゃk・・・?
・・・ほへ?

全く想像していなかった、黒い器に朝霧のようなラーメン。
タレ入れ忘れ・・ あ、塩ラーメンなんですね(汗

それにしても美味しそうな香り。麺をしゅるりと頂くと・・・・

おっ おいひーーー!

なんだか分からないけど、美味しい。とりあえず、麺がモッチュリしていて美味しすぎです。
少し太めの麺なんだけど優しくて、秋田の伊藤をふと思い出しました。

この美味しいスープの元は魚くんなんだろうけど、誰なのかさっぱり分かりません。あはは。
いや、分からなくてもいいんですよね。ちょっとテンションが上がりますよ。
空港なんかにある、動く歩道(平面のエスカレーター)に乗っている時みたいな、
あんな心密かにウキウキする感じです。

美味しくてウキウキしているのに、どこかシットリくるんです。
なんかこう、朝露に濡れた熊笹を足元に感じながら山道を歩いているような・・。

ぎゅっと落ち葉を踏むと、じわりと葉の上に染み出る水。
「そう言えば、山は地球のスポンジなんだよな。スポンジマン・・。」そんな事をふと思い、爽快な気分になる。
浮かぶ平たいメンマが、山道に落ちている板切れのようです。
あぁそうか、このラーメンからはマイナスイオンが出ているのかな。

珍しく妙な妄想とマッチしているこの一杯。なんだか不思議でかなり好きです。
あんなにお腹が一杯だったのに、ズルズル胃袋に収納されていきますよ。

「何と言うことでしょう、匠の収納技であんなに乱雑だった部屋がこの通り・・・」
そんなナレーションが聞こえてきそうな程、どんどん水位が下がっていきます。あばばばば。

そして卓上に置かれた酢。ちょびっと入れると・・・うまっ あ・・あばばばばば。
いやー お酢って本当にいいものですよね。(晴夫風に)

本当にご馳走様でした。満足げにお店を出て「明日も来たいなぁ」と言いつつ空を見上げ
うっすら輝く一番星を確認すると、タクシーに乗りホテルに入りました。

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