♪♪ 入り口が微妙に入りにくいけど、中はお洒落な雰囲気。店員さんも若く安心。
「ひかり」は鍋がコトコトと火にかけられているような漢字です。
車になぜか大量の柿を乗せて向かったのは岐阜の麺坊ひかり。まだ出来て２ヶ月の新店です。
慣れない道なのに、ワイパーが追いつかない大雨。嫌だなぁと言いつつ、実はすごく楽しい妹。
大量の雨をあっちこっちに跳ね飛ばすも、力及ばないワイパーを見ているとついつい笑ってしまいます。
そんな中、到着すると・・・え？ここですか？ちょっとイメージが違い戸惑ってしまいました。
ビルの一階に、すりガラスのお店。一見飲み屋さんのようで、もちろんラーメン屋さんには見えません。
なんとなく隣のお店（スナック）や風景とは噛みあっていない気が・・（汗
まぁ、ラーメン食べられればいいんですけどねヽ(´ー｀)ノ
車を降りようにも外は大雨ザーザーで台風並みです。
お店をうかがうと、店員さんが扉を開けるために待ち構えている影が見えます。
駐車場に入った時からずっとスタンバイしてたので、早く行ってあげなきゃと焦ってしまいました。
店内は、カウンターとテーブル席。雰囲気はカウンター席に座ればラーメン屋さん、
テーブル席に座れば若い人も入れそうなお洒落スナック（？）という感じでしょうか。
混んでいなかったのでテーブル席へ。
白壁には青色のライトが埋め込まれており、つい苦笑いしてしまう私の顔と壁を淡く照らします。
暖かいおしぼりをいじりながら味玉らーめん（塩）を注文しました。
メニューにデザートの欄があったので、何があるのかなーと思ったら、こんな事になってました。
まるで牛肉の輸入問題に直面している日米関係みたいですよね。
「もうすぐだよ！」 「ちょっ・・ まだダメだって（焦」なんだか妙に落ち着いてしまいます。きっとこの青いライトのせいですね。
塗り絵をしながらファービーと語り合いたいと思い始めました。
うつろな目でＢＯＳＥの白いスピーカーを見上げていると、給食を思い出させるお皿に乗ってラーメン登場。
海苔の影にほうれん草が。美味しそうな細麺がスープにゆらゆら。丸ごと煮玉子が嬉しいです。
そう言えば、物凄くお腹が空いてるんだった！とラーメンを見て思い出しました。
なんでファービーの事なんて考えてたんだろう。
スープは脂がキラキラしてとても綺麗です。塩を注文したのですが、塩味はかなり薄く感じました。
でも優しい感じでほんのり甘く、あっさりした味なので血圧が気になる方には最適ですよね。
ラーメンのスープ以外に、豆腐とか白菜とか煮て食べてみたいと思いました。
メンマは細く切られていて、チンジャオロースの竹の子みたいです。
細麺に混ざってしまい、あまり存在感が無かったように思いました。
一枚、ペロリと入っていたチャーシューが噛みごたえがあり、肉の味がしっかりして美味しかったです。
丸ごと煮玉子は箸で半分に切ろうと挟みますが、弾力があってなかなか切れません。
もうすぐ８の字になるなぁと力を入れると、プツリと半分になりました。
そして、オレンジの黄身がドロリとレンゲに張り付き・・・ニヤリ。 これだから煮玉子が好きです。
ふと、背中に気配を感じて振り返ると・・店員さんが扉付近で待機し人柱化しています。
（ずっと感じていた気配は彼女だったんだ。）
うーん なんだか気になるなぁ。「こっちに来て座りなよ〜」とオヤジみたいに声をかけたくなってしまいました。
お客様を大切に・・という気持ちは分りますが、なんだか高級なレストランみたいですよね。
お店の雰囲気が少し寒い感じで、ラーメン屋さん独特の暖かみがあんまり無いような気がしました。
もちろんカウンター席に座れば、イメージが全然違うと思いますが。
やっぱり、茶色とかオレンジとか暖かい色の中で食べるのが、ラーメンのイメージだよなぁと
大量の柿をつつきながら思ったのでございます。