梨端の屋台(仮) お店の名前は無いらしいので通称で。  たぶん場所はここら辺です。
マーク無し  小さな小屋で常連率高し。屋台と言う事もあって1人は厳しいカモ。お友達、恋人、ご家族とどうぞ。
2006年 8月20日

四日市のナウなヤング達の溜まり場といえば、ここ梨端の屋台ですよね!!(汗)

・・・と言うのは無理があるかも知れませんが、地元ではかなり有名な屋台があるらしいので
夜中にひょいひょーいと行ってきました。高速でブーンって。

やはりまだカーナビの無い私の車。地図もボロボロになってきて、いい感じのヘタリ具合です。
こうなったら絶対ナビなんかつけませんよ。機械のクセに!ぺっぺっ。(付けるお金が無いって言えばいいのにね。)

さて、高速を降りて暗ーい夜道をずんずん走っていきますと、ぼんやり明るく光る棒がニョキニョキ立っています。
どうやらアレが梨畑みたいです。たぶん。
あー綺麗だな・・・ もしや墓場で運動会?なんて思いつつ走っていくと・・・・ あったーーー!!
ラーメンと書かれた赤い提灯がブラーン。
で、広い駐車場の中を伺うと・・ありましたよ思ったよりも立派な小屋(失礼)。
自動販売機のうしろの怪しげな灯火が目的地です。

あぁ、なんかでっかいランプみたな優しい光に、雨が降ったらいい音がしそうな屋根。うーん素敵。
中でどんな光景が繰り広げられているの?そして入り口は何処なの?(汗

右奥に見つけた引き戸の網戸を覗くと、砂利の上にテーブルが4つ、若人ばかりで満席でした。
可愛らしい女性が「お呼びしますので、お車でおまちくださーい」。
でも、ちょうど席を立つお客さんが居たので蚊を威嚇しつつ待ちました。

席に座って、ネギラーメンを注文。ふと、背後に忍び寄る黒い影。なに・・・この胸騒ぎ・・・。
意を決して振り返り、お皿を持ちおでん鍋の中で震える彼らを見つめ・・・選んだのはスジ肉串とソーセージ。
いやー おでんにソーセージって変化球ですよね。どちらもかなり美味しかったです。


室内は鍋やら器具を載せた軽トラが小屋と上手い具合に同化して、キャンプ気分です。
頭にタオルを巻いた若い兄さんと、小さな机でチャーシューを切っているさっきの可愛らしい女性。夫婦かな?
寸胴に向かう兄さん、チャッチャといい音出して湯切りをしていますよ。平網がカッコイイっす。

そして届いた丼、こんばんは。
ネギの中で小鳥が住める。
うわーい、美味しそう!と箸を力いっぱい割って・・・頂きます!
とりあえず、生のネギは匂いが口の中に残る気がするので、気休めですがスープに沈めます。
どうぞ、暖まって下さい。

麺を持ち上げて、ズルズルズルー・・・  ン・ンマーイ!(藤子A風に)

なんかこう、少年心をくすぐるような濃い目の醤油。
ふわっと香る胡椒。しかも、胡椒のいい所だけが入っているようなナイス胡椒マジック。
ダシは何だろう?と思ってスープを飲んでみると・・・美味しさが通り過ぎた後のほのかな甘みにニヤリ。

もう何でもいいかとズールズル。この麺が妙に美味しいですよ、素直で正直者みたいな。
箸で持ち上げると「イエッサ!」とでも声が聞こえそうなほど、素直なほぐれ具合。あの平網がいいのかな。

ネギをコーティングしているごま油がスープに溶けて・・・これは中毒するなぁ・・・と考えていると
ジャリッ ジャリッ と砂利を踏み進む音が近づいてきます。
どうやら中毒患者 若人の常連さん達らしく、小屋の中を覗き込んでいます。
幼児を連れたヤングママの姿も。

「鍋のお湯を変えますから、時間かかりますけどいいですか?」と可愛らしい女性店員さん。
それでも待ちますからと車にもどる若人たち。

すごい人気だなぁと、白身から外れた少年の坊主頭のような固ゆでの黄身を
箸で追い掛け回しておりました。



P.S.
場所は地図の辺りですが、北勢きらら学園を目指して行くと分りやすいです。
お店のある広い駐車場の隣は、何か会社の工場らしき建物。畑には光る棒がニョキニョキしてて綺麗ですよ。


妹。のあしあと TOPに戻る