中華亭 峠店(土岐市土岐津町土岐口1366) 多分ココらへん
マーク無し ちょっと古いお店で、勇気が必要。お友達とドライブがてらに行きましょう。
国道19号線沿いにある個人的に思い入れのあるお店です。とても優しい中華そば。
2005年 9月19日

ラーメンツアー二軒目は、妹。とえすの思い出のラーメン屋さんです。
こちら方面なら是非行きたい所が!と、他のメンバー様を付き合わせてしまいました。すみません。

妹。は小学生の頃、ほぼ毎週のように家族でキャンプに出掛けておりました。
その帰り道に食べる夕食の選択肢の一つとして、この峠のラーメン屋さんに寄っていたのです。

もう、15、6年ほど前でしょうか。道路の緩やかなカーブにわき道があって、プレハブのようなお店が。
遊び疲れた妹。は大抵眠りこけていて、ラーメン屋さんに着くと揺すられて起きた・・
もう、20代も後半になろうとしている妹。の目の前に、あのお店がそのままの姿でありました。
な・・懐かしい(泣
感動に打ちひしがれる兄妹。
ドキドキしながら入店すると、また感動でうめき声を上げる兄妹。(かなり危ない。)

店内は記憶のままの姿で、とても狭く、足元の床が痛んでフカフカしていました。
カウンターが7席程度に、二名が座れるドリフのようなお座敷が。二手に分かれて着席しました。

ここは注文をしなくてもラーメンが出てきます。メニューは中華そば600円とごはん150円のみ。
ご主人(若い)が無言で人数を確認しました。ご主人も昔から代わってない気がするのですが・・未確認です。
惚れ惚れするほどにシンプルだー。大盛りはないから二杯食べるんだー。

窓の外には林が見えます。ここ、向こう側は微妙に崖なんです。
今まで、よく落ちなかったなぁ・・と思いつつ、厨房のご主人を見つめます。

先に居た隣のおじさんにラーメンが運ばれます。すると、すかさず千円札を差し出すおじさん。
それに対し、物凄いスピードでお釣りを渡すご主人。しかも二人とも無言です。・・・なんだこの密売感は(笑

こんなやり取りがあったのは覚えていませんでした。なんかカッコイイなぁ。
しばらくすると、またも無言で思い出のラーメンが登場。
海苔っ ちっさい海苔!
あーこんな感じだったかなぁ・・ いまいちピンと来ないまま、レンゲを持ってドキドキの一口。
うわ、これかも。 優しさに包み込まれる味わいで、ふわっと眠気が覚めたあの頃を思い出しました。

麺を持ち上げると、少々柔らかめ状態らしくノローンとしています。
勢いよく啜りたくなる麺。猫舌セーフ温度まで冷まして一気に啜ります。美味い、美味いよ(ノ´∀`*)

ふと、居場所を移動させられてしまった小さな海苔を見つめます。あっっっっ!君、居たよね!と
今更にして思い出しました。この特徴的な海苔、確かにこのままの大きさで乗っていた気がします。

チャーシューは薄くても噛み応えのある肉で、二枚と少し贅沢気分。
ズルッと食べるともう満腹で、じんわりと額の汗を感じました。

隣では一口食べた瞬間に「さっきのお店で満腹だけど、コレ食べちゃいそう」とかなりキュートな
コメントが出ていたりぃちゃん。やはり少々多かったらしく、箸が止まっていました。

「無理っぽかったら食べるからお入れなさい」と丼を差し出すと
「ありがと〜ごめんね〜」と遠慮なく麺をもっさり入れたりぃ。 うわ、こりゃ大変だ。
食べると言った手前残せませんよね。(笑  笑っていいとものハードゲイを見ながらしっかり頂ました。
あぁ、食べにこられて良かった・・とご馳走様でした。

常連さんが次々にやって来ますが、お店の周りには何も無くて小さなお店にご主人1人きり。
寂しくなったりしないのかなぁ・・と無言でラーメンを運ぶご主人を眺めます。
すると、ご主人の左手の薬指には指輪が・・。
場所なんて関係ない、愛するものがあるから寂しいなんてある訳ないよな。と思いつつ
ニコニコとお店を後にすると、先に店外で待っていたえすの手にはおみやげパック(五食入り)がありました。


満腹の帰り道、これからどうする?の問いに「土岐プレミアムアウトレットが近いよね」、と女性陣。
今日は女性のほうが多く、多数決では勝てるのです。
混雑したお店をまわり、お買い物を楽しんで名古屋へと帰るのでした。



妹。のあしあと TOPに戻る