らーめん処 鶴三 
 店内は有線がガンガン流れています。入り口付近は寒いです。少し気合を入れれば大丈夫。
東京がんこ系のラーメン ビックリしました。
2005年 12月 3日

「面白いラーメンがありますからご案内しますよ。時間が出来たら連絡下さい。」
そうメールを頂いてから、ずっと気になっており ちょうど時間が出来ました。やったー。
「いきなりですが、今からでも宜しいですか?」と電話をし、車を飛ばします。

いきなり高速道路に乗り、どこに行くんだろうと心配していると、先輩ラーメンマニア様のご説明が。
私なりの解釈だと「東京のがんこなお店で修行をした店主。東京にはがんこ系が何軒かあり、
店先には骨がぶら下がってる。中には色を塗られた骨もある」らしいです。
がんこなオヤジに骨・・・。なんだか恐いな、気持ち悪いなと思っていると着いたのは普通なラーメン屋さん。
虹が素敵。
「あぁ、ネタ的にきっついビジュアルを期待していたのになぁ」とネタの事ばかり気にしてしまう自分に嫌気が。
こんにちはと入店すると、お約束のように鶴のようなご店主。 カウンター一列の綺麗なお店。
メニューを見ると「しそ塩」の文字が。私はしそが大好きです。胸の奥で絶対倒れない宇宙ゴマが動き始めました。
さらに、しそ塩にオススメの文字が。もう妹。の宇宙ゴマを邪魔するものはいません。(何を言っているんだ)

先輩に「濃い目も出来ますよ。本家っぽいのは濃い目です。」と教えて頂き、それならばと濃い目のオーダーで。
写真が斜めなのは妹。が傾いていたのです。
「作っているところは絶対に覗かないで下さいね」と言っていたかは聞きそびれてしまいましたが、
店内には放流された鯉のようにのびのびと流れる90年代の歌謡曲。
中山美穂が「あなたに会えて良かった」と歌って、こんな風に思えるなんて幸せだなーと聞いていると、
ヒューと隙間風。入り口に近い席に座った為か小寒いです。あぁ、早くラーメンを・・・。
そうしていると、「しそ塩濃い目です」とラーメンが登場。
すっごい透き通ってる!
わー すごいスープ!とレンゲを取りいただきまーすヽ(´ー`)ノ
どんな味かなー とスープを飲んでみると・・・・ うぎゃーーーー!!(汗
何これ、いや、何ですか?塩がすっごい濃い。濃いって言うか、塩水。
「私、きゅうり!?今から漬物にされちゃうの!?」そんな不可解な事を考えてしまいます。
いや、美味しいんですよ。なんて言うか塩が濃いのに、奥のほうでしっかりラーメンしてるんです。

目玉をひん剥いて驚いている妹。を気にしないで自分のラーメンに没頭する大先輩。
あぁ、感想は後だな・・そう思いズルズル。麺が細く少しだけ硬めでしっかりしてて美味しいです。
麺に絡んだスープの塩味が、少し憎らしくもあり、愛らしくもある。
そして、シソは濃い塩味に負けずにいい香りを漂わせ負けません。しそ強い。すごい強い。
なんて言うか、しそを食べた瞬間に突風を顔面に浴びて髪の毛がブワッと吹き飛ぶようなイメージです。
爽快すぎて頭が つるぞう 禿げそう。

鼻の奥が塩の風に刺激されたのか、少しふがふがしてきました。
でも箸は止まらない。何でしょう、これって美味しいって事ですよね。うん。そうだ。
不思議と水を欲しず、レンゲでスープをドキドキしながら飲んでは、自分で突っ込みます。塩辛いってば(笑
でも、ただ塩辛いだけでは無いし、個性的な味なので中毒になってしまいそうです。

スープを全部飲む事は出来ませんでしたが、初めて味わったジャンルのラーメンで
凄く面白くて、美味しかったです。 いい体験をしました。

帰り際に「濃い目のオーダーは少ないんですよ」とご主人。
そうですよね、だって凄いもん。



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