徳森食堂 ♪ 島民御用達の風流なお店。俳句もお店にマッチしててグーです。意外とひょいと入れるよ。 瀬戸内の真ん中、大崎上島にあります。綺麗な海に囲まれて、夏にはブルーベリー狩りも出来るワンダーな島に是非。 |
2007年 1月7日 安芸津駅を出て、ぽてぽて歩くとすぐに港です。べんりー。 立派な待合所じゃの。 少し待つと、すぐにフェリーが。あんまり乗った事が無いのでウキウキですよ。 ガラガラ。 フェリーは乗客も少なくほぼ貸切です。もう全部の席に座っちゃおうかしら。(意味は無いけど) 気分はこれから鬼退治に行くかのように盛り上がっております。 そして着いたよ、大崎上島。さすが島ですね風が冷たい・・・。 風に前髪を全部持っていかれる勢いで歩いて15分ほど。徳森食堂みーつけた☆ やっぱり看板が無いと民家なお店。 ちょっぴりワンダーな木製の押し戸を開けると、静かな食堂空間が。 店内にはエプロン姿のオバあちゃんとお孫さんかな、体格のいい若いお兄さん。 座られ慣れた様子の椅子に腰掛けてラーメンを注文。入り口の飾り棚にあったいなり寿司もゲットです。 今週第2位はザ・オイナリズです。パッパヤー。(特に意味無し) なにやら美味しい具の入ったいなりを食べながら壁に目をやると・・・? 「ラーメンで愛が語れるほどの仲」 い・・・ いやぁ素敵ですよね。 つまり・・・ 「君の唇は信長ラーメンの赤いラーメンのように赤く煌いて、なんて素敵なんだ」 「あなたほど男らしくてワイルドな人ってなかなか居ないわ。まるで、ら・けいこね☆」 「君の瞳は、呑助の濃い口みたいに黒く、謎めいている。まさに魅惑だよ。」 「まぁ☆ 私たちの愛も特濃ね☆」 「ふふ、そうだね 熱すぎて食べられないさ。」 「ああん、早く食べなきゃのびちゃうわよ(うふふ)」 ・・・どうでしょうか? 書いていて胸が潰れる思いでした。少々解釈が違っていたのでしょうか。 私はまだまだ修行が足りないようです。大変申し訳ございませんでした。(まさかの謝罪) いなり寿司と俳句をかみ締めていると、ラーメンが銀色の大きなお盆で丁寧に運ばれて来たよ。 ビバしょーゆ。 ちょっとさっきのクレープがお腹に効いてるなぁと思いつつ、ズルズル。 うん。美味しいブー。醤油がちょっと濃い目でね、でもなんだか優しいのです。 丸い油がね、口の中でクルックルッって感じ。 なんだか私の思い出の味に微妙に近い気がするんだけど、こう気持ちを麺棒で優しく伸ばされるような、 山頂に着いて重かった荷物を背中から降ろした時みたいな、そんな「あふーっ」って気持ちです。 何はともあれ、気持ちがいい美味しさ(ノ´∀`*) また店内には小庭が。池まであって、金魚かな?と思ったら小っさな鯉がいました。 この静かな空間いいなぁ。癒されます。 窓から差し込む光が柔らかく、時間が止まっているかのよう。 草木が教育テレビでよくある定点観測みたいにニョロニョロ動きだしそうですよ。 心底暖まってご馳走様でした。 やっぱりワンダーな押し戸をゆっくり押すと、目にしみる光と冷たい風が吹き荒れる現実。うひーっ。 寒い寒い、離れ島特有の野良猫が居ない、寒い寒い。とフェリー乗り場に急ぎました。 お腹がいっぱいになったからチャレンジの休日に戻る |