♪♪ 静かな店内に忍者のような店主さん。奥まっているお店で、入るのは気楽。
マクドナルドの近くです。忍者のようなお兄さんとおしゃべりしよう。
前々から気になっていたお店、翔苑へ行ってきました。
環状線・瑞穂通に面したこのお店は、看板が掲げてあるも店舗が凹んでおりなかなか目立ちません。
よく車で通りかかるのですが、この陽の当たらなさ加減になかなか足が向きませんでした。
一番右の駐車場はバイク用？今日は涼しくなってきたので自転車で。
駐車場の端に停めてワクワクしながらの入店です。
店内はＬ字カウンターで１０席。
カウンターの上には、しっかりお盆の上にお箸とレンゲが用意されていました。
小人の家に迷い込んだ娘が、テーブルに並んだ食器を見て驚く・・そんな童話ありましたよね。
そんな和やかな空気も一変。
厨房の中には無精ひげを生やした忍者のようなお兄さんが・・。
えーと、えーと・・ ラーメン下さい。
そう言って席に座ると、軽快なジャズがかかっている事に気がつきました。
厨房は小奇麗で、サクッとラーメンを作るお兄さん。
おしぼりヒヨコを作ったとたんにラーメンが登場しました。
見た目は好来系っぽいスープ。スープはすっきりした味で・・・えーと、本当にすっきりです（汗
麺の茹で加減は良かったです。ちょっと色の濃いメンマは、甘く変わった味付けでした。
ちょっと寂しいのはチャーシューが小さく薄くペラペラな事。
食べている途中で姿を消してしまい「あれ？食べたっけ？」と焦って
どんぶり内を探索したら麺に絡まれていました。おいっ大丈夫か！？
そう考えつつ、厨房のお兄さんに目をやると・・
目を閉じて瞑想してます・・か？（笑
なんとも物静かなお兄さんで、本当に忍者みたいです。
「目開いてるのかな・・・」とマジマジと見てみましたが、微動だにしないので分かりませんでした。
静かな空間にはジャズと、私の麺を啜る音が響きます。
一通り食べ終わって、スープを飲みながらお兄さんを見ると・・
やっぱり静止しています。うーん 静かな方ですね。
「ご馳走様でした」とお財布を出します。「はいっ ６５０円です」とお兄さん。
あまりにも静かなので話しかけたくなり、
「夏季限定は今日までなんですね 冬季限定はあるんですか？」と聞いてみると・・
いきなりもの凄い笑顔になり、一気に話し出すお兄さん。
たった一人で無人島に暮らし、一緒に漂流したボールに名前を付けて話し掛ける
トムハンクスを思い出しました。ウィルソーーン！（あぁ思い出すと泣けてきます。）
「うちの味はさっぱりしてるでしょう、後に残したくないんですよね。冬って言うと、コッテリだとかあんかけとか言われるけど・・うーん 何かいい案ないかなーって思ってるんですよー」と、もの凄い笑顔のお兄さん。
「そうですねー 難しいですよねー」と言いつつ『この際、大根入れたらどうですか』と言いかけましたが、自粛しました。
ちょっと美味しそうじゃないですか（笑。