♪♪♪ とても気さくな店主さん。カフェ風のラーメン屋さんなので大丈夫。
コンパクトなお店は店主さんと急接近！太麺と平麺があるよっ
熱を出してふらふらのえすの背後で「今池の新店〜 新たなる野望〜♪」などと歌っていると
青い顔をして「今日はお前が運転しろよ・・」と準備を始めるえす。
フラフラしてるので、「風邪引きなのにラ〜メェ〜ン なんて奇人なの〜♪」と歌いながら励ましました。
えすの車を駐車場から出しますが、どうも上手く運転できずにぶつけそうです。
隣でかなり心配そうなえす。「ご自身で運転した方がぁ〜 良かったねぇ〜ぇ♪」
お店近くのパーキングに停めて、歩き出すと道端に野良猫がいっぱい。
気持ち良さそうに日向ぼっこをしています。可愛い〜と近づくと・・・意外と顔つきが真剣でした。
帰りも同じ場所に仲良く三匹。お股ぱっかーん。
ここは俺達のシマださて、私が野良猫を激写している姿を、ずっと住民に観察されていたらしいので
画像を確認しながら猫マニアのフリをしてラーメン屋さんへ急ぎます。「いやー 猫最高！」
なんだかカフェとか、お花屋さんみたいな外見ですが、はためくのぼりにらーめんの文字が。
しかし表の看板とかはありません・・ね。とてもシンプルです。
店内はカウンターのみのコンパクトな空間。
すりガラスで光を発するお洒落なカウンターは少し低めで、高校の机の高さって感じです。
厨房との境目のついたてなんかは無くて、店主さんととても近い。
さーて、何を食べようかな？とメニューを見ると、ひときわ異彩を放つメニューが。
「てっこり味 ６５０円」 何も考えずにこれにしました。
店主さんとあまりに近いので、つい「ランチは無いですよね〜」と馴れ馴れしく話しかけると、
「ランチは無いっすわー でも丼物は美味しいで。トリ丼はオススメ。老化防止にもいいしね」と、
二カッと笑いながら教えてくれたので、それも注文しました。
とても気さくな店主さん。３５歳くらいでしょうか、色々と話かけてくれます。
「太麺でいい？お昼の忙しい時は、茹で時間の関係で平麺なんだけどね うちの太麺は最高よ」と聞き、
それならばと太麺をお願いしました。
厨房が近いので、ぼんやり作業を眺めているとトリ丼が完成間近です。
調理台に置かれた茶色い壷のタレをかけて、トリ丼が目の前に登場です。
えっ・・・。なんとビックリ。茶色系のタレがかかっているとばかり思っていたのに、まさかのタルタルソース。
えーと・・・ とりあえず食べてみましょう（汗 と箸を取りいただきます。
お？ 美味しい。タルタルソースでご飯を食べる事なんて無いので、気が引けていましたが、美味しいですよ。
これで冷蔵庫に余っているタルタルの使い道が出来たと喜んでいたのもつかの間・・これ、自家製ですね（笑
ご飯に戦いを申し込む訳でも無く、仲良く共存の道を見出した米とソース。
ご主人の手で、しっかり調教されたソース君。私には、真似できない・・。すまない我が家の貯蓄タルタル・・。
と、なんだか訳の分らない事を考えながら食べているとてっこり味が登場。
あ、豚骨醤油なんですね。あれ？想像よりも色濃いスープに、さも当たり前のように乗っているトマト。
「なんだ チミは」と問いかけながら、レンゲに手を伸ばして いただきます。
スープを飲んで・・あっ なんか懐かしい味が。
一瞬だけ鳳凰の屋台が脳内を駆けましたが、すぐに走り去りました。
何となく甘く、脂がきつくないけど少しこってり。
麺は太くてストレート。見た目はあんかけスパゲティの麺みたいですが、
味はラーメンの麺と言うよりツルッとしたうどんって感じです。ちょっと硬めで芯がありました。
ふと、厨房に目をやると、店主さんと目が合いました。
「どう？美味しいでしょ？」と色々話しかけてくれ、「どうしててっこり味なんですか？」と伺うと
「食べ始めはこってりでしょ？食べ続けるとあっさりしてくるのよ、それであっさりとこってりをミックスしたの」
なるほどー。この後、あっさりしてくるのかな。と休む事無く箸を動かします。
と言うか、このトマトが甘くて凄く美味しいです。レンゲで丼内を追い掛け回してしまいました。
これもしっかりと下準備されており、スープとよく合うんです。
タルタルソースといい・・店主さん、調教上手ですよね。
スープ内を泳ぐトマトを捕まえつつ、スープをどんどん飲んでしまいます。
こってり・・だけど、あっさり・・その意味が何となくわかる気がします。
上の画像には深い意味はありません（焦
そんな訳で、イカす店主さんにまた会いに行こうっと。