急に寒くなったなぁと、マフラーをグルグル巻きつけて「巨泉」さんへ。
お店の前にはサンドバッグのような巨大ちょうちんが元気にぶら下がっています。
こんばんはと店内へ入ると、おや何か雰囲気が変わりませんか？
以前お邪魔した時は、カウンターに１人掛け椅子が並んでいたのに、２人がゆったり座れる木の長椅子に。
お聞きすると、なんとご主人が作ったそう。すっごー。プロ級ですよ。
冷たくなった鼻から、何か出ていないかドキドキしながらツルリと椅子に横から滑り込みます。
さて、何にしようかなーとメニューを見ると・・・「期間限定 昼夜各１０食限定 白のこい塩らーめん８００円」
えーと・・これは噂で聞いた事がありますよ。確か牛乳が入っているとか、いないとか・・。
実は私は、蝉とジャニーズと牛乳が嫌いなんです。
前者はラーメンに入る事は無いので、安心していたのですが・・ 牛乳とはいつか出会うとは思っていました。
でも、ちょっと確かめておこうかな？と思い、店員のお姉さんに聞いてみると、
「牛乳苦手ですか？全然牛乳っぽくないですよ、オススメです〜」とにこやかに笑ってくれ、
右側から現れたご主人が「大丈夫よ、豚骨みたいな感じだから」と優しげに囁いてくれました。
「えぇっ そうなんですか・・。」と言いつつ、顔が引きつってないか心配になりながら
『大丈夫って言ってくれてるのに、違うの注文したら二人ともしょぼーん顔かな』とついつい考えてしまい、
大丈夫だよな・・と、白のこい塩らーめんを注文しました。
待っている間、脳内は緊急会議。牛乳嫌いの分子が「残したらどうするんだ」と大暴れしています。
手に変な汗をかきながら、水の入ったグラスの水滴を指先でつつきます。
よく、乳製品は大丈夫なの？と聞かれますが、チーズ、アイスクリーム、ヨーグルトは好きです。
普通の牛乳だけが苦手というのは、自分自身、わがままだなぁと思うのですが、どうしても飲めません。
ダメなんですよ あのヌワーっとした後味と、しろーい色。
私が「食わず嫌い王」に出演したら「ホットミルク」だな、飲んで美味しいって言うのか・・・
どうしよう・・嫌だな、と眉間にしわを寄せます。その必要は全く無いのですが。
そうしていると、お姉さんの笑顔と共に白のこい塩らーめんが・・
白い白い白い白い（汗あ、そういえばお腹が空いていたのでチャーシュー丼も頼んでしまいました。あははー。
さて、数少ない牛乳との出来事を、思い起こしながら飲んだ真っ白いスープは・・ あ、すっごいまろやかですね。
あぁぁっ 見てる！障子の穴から牛が見てる。心配そうにまつげをフサフサと。
でも、大丈夫ですよ。乳特有の嫌なヌワーッと感は少なくて、牛乳嫌いの私でもレンゲが動きます。
魚を捕まえようと思ったら、魚の風味を、牛を捕まえようと思ったら牛乳の風味を感じ（私は遠慮したい部分）、
やっぱり塩の風味もあって、ちょっと得したような気もしてしまいます。
そして、白いスープで隠れがちなワンタンを発見し、箸で捕まえるも、今にも具がこぼれそうな程柔らかい。
もう、世話が焼けるんだからとレンゲで援護しつつパクリ。・・・・うまーい！！！
ワンタン美味しい ワンタン美味しい ワンタン美味しい。
柔肌の白い皮から登場したホロホロのチャーシュー群。スープに温められ、とんでもないデンジャラスジューシー。
こんな事になってるなんて・・大人しく丼で待機していたこの子は、まるで恋の手りゅう弾。
ニヤニヤとレンゲで丁寧にすくっては、口の中を爆撃させました(ﾉ´∀｀*)ﾄﾞｶｰﾝ
そうそう、別皿のオレンジ色のミンチ肉。ちょこっと辛くて、食欲増進です。
チャーシュー丼も、チャーシューが炙ってあり香ばしくて美味しいっ 少しひつまぶしを思い出しました。
美味しかったなぁ、と暖まったお腹をさすりながら丼を覗くとネギが・・。
丼に貼り付けると、意外といいな。素朴な意思表示に気が付かれないうちに、そそくさとマフラーを巻き、
「ご馳走様でした」と長椅子を滑るように降りて風の冷たい店外へ。
男らしい大きなちょうちんが風に揺れるのを見つつ、洋服の中の空気が温かいうちに車へ急ぎます。
前回、ざる麺を頂いて是非他のメニューも！と思いガンダム時間ギリギリを押して行って来ました。
お店を覗くと空席があり、ご主人も女性店員さんも顔を覚えててくれました。（４日前ですからね）
早速、メニューの中でも異色な名前のつけリー麺デラックス（クロレラ麺）を注文。
デラックスと付いていますが、普通のつけリー麺は無いみたいです。 ちなみにリーはカタカナです。
（※えすの情報だと雑誌ケリーとのコラボらしいです。さらにカタカナではないかもしれません（汗）５月１１日）
ご主人様が黄色に黒ラインのムチムチジャージに着替えてくるんじゃないか？そんな期待をしつつ待っていると
普通にリー麺さん登場。 あれれ〜（当然であり少々残念）
リーさんは沢山の具をお持ちです。つけ汁には何も入っていなくて大変食べやすかったです。
今回はクロレラ麺だと聞いていたので大変に美容に良さそうだなぁ・・と思い満面の笑みで頂きました。
女性ラマニアにはありがたい心遣いですね。 しかしクロレラの味をほとんど知らないので
「クロレラの味がしますね！！」という発言は出来ませんでした。
食べているとつけ汁にゴマが浮かびます。おや？ゴマなんて入って無かったのに・・と思い
目を凝らすと麺に絡んで入ってます。おー知らなかったよ ゴマイリュージョン。
チャーシューもしっかり４枚も乗っていて、メンマも極太。食べ応えがありますがすっきり完食させて頂きました。
もう一杯食べたいな〜という気分でしたが、店内が混雑してきてすでに待っている方が６〜７人。
ここはお会計をして、「またすぐ来ます」と言い残し店外へ。
暗い夜道でラーメン講義などを聞き時間をつぶして、再度お店へ。
すると「仕込中」の看板が・・ありゃーと思い覗くと、ご主人の手招きと「まだ２〜3杯なら出来ますよ」というお声。
早速デシャヴ気分で席に着き、塩ラーメンを注文。
立派なチャーシューに圧倒されてしまいましたが、さあ いただきます。
塩の風味が凄くて毛穴から噴出されるような感覚ですが塩辛いとは思いません。
すがすがしく、旨みたっぷりです。真夏に海辺で食べられたら・・そう思い海苔を見ると、
うわー避難してる（笑） どんぶりに張り付いて上半分はパリパリのままです。これはいい。
妹。はスープでフニャ溶けの海苔がどうも好きじゃなかったのでとても嬉しかったです。（偶然かもしれませんが）
女性店員さんに「チャーシューごはんも美味しいですよ」とお聞きし、それでは「温玉チャーシューください。」
大丈夫なのか？というえすの眼差しをよそに温玉チャーシューごはん様登場。
お肉ゴロゴロ。一口食べてみると、一瞬０．０５秒くらいひつまぶしの文字が脳内ビジョンに浮かびます。
お肉がバーナーで炙ってあり香ばしい香りがそう思わせたのでしょうか。
あぁ美味しい・・。そして嬉しい・・。
バーベキューの経験をされた方はわかって頂けると思いますが、野外で肉を焼き、
いい焼き具合の肉があるんですよ、目の前に。 で、「これ焼けてるよ〜！」なんて言って
「コレ焦げちゃうって〜誰も食べないなら食べるよ〜」なんて一応言い訳を作って食べるんです。ハフハフしながら。
で、「うわーご飯が欲しい〜！！！！」とか言っちゃうんですよね。
まさに、その欲望を叶えてくれるのが この「チャーシューご飯」です。
今回は食べ過ぎてしまいましたが、お腹に余裕がある場合は是非。結構ボリュームありますよ！
妹。は今回やっと腹八分目を学習しました。
うわー 爽やか(ﾉ´∀｀*)