一夜堂   お店の場所
♪ 少ない席数。一見入り辛いけど、落ち着く雰囲気なので意外と平気。メニューも少ないので迷う時間も短縮。
オヤジさんは恥ずかしがりや!? 厨房を覗くと・・・!!!
2005年6月15日 

第二回ラーメンツアーの二杯目は「一夜堂」です。
妹。の車にはナビが無く、住宅街を2分ほど迷って到着。(あら、こんな〜ところにラーメン屋っ♪)
ひっそりと佇む小屋的な作りはイメージ通り。何かイロイロな物語が生まれそうです。
腹を刺された男が閉店間際に「まだ・・いいかな・・」 その男は店主の幼馴染なんですよ、四国の・・・  
おっと妄想は自主規制中でした。
ムード満点。何か映画のワンシーンみたいです。

店内を覗くとお客さんはおらず、ご主人がゲームボーイを 暇つぶしをされていました。
小さなコの字のカウンターで、真ん中にご主人が入ります。カジノのディーラーみたいですね。

注文は一夜堂中華そばにしました。全員の注文を聞き終えるとご主人サッと雲隠れ。
と言うのも、コの字カウンターの奥が厨房なのですが、なぜか見えないように布で隠されているんです。

いきなり居なくなりポカーンとして待っていると カーテンの向こうから鼻歌が・・・
見えない厨房で明らかに作られているラーメン。そして良いものが作られているであろう暗示の鼻歌。
こちらからは様子を伺えない。しかしオヤジの鼻歌で今日も美味いラーメンが食べれられる事を知る。
まさにエンターテイメント。オヤジ、カッコいいぜ・・。

そして 何の前ぶれも無くカーテンをひらりとめくり上げてラーメンとオヤジ登場。
なにかオヤジの一仕事終えた感がブワッとこちら側に押し寄せてきます。
お・・お疲れ様です!
鮮やかな半熟玉子が心躍ります。
うわー 美味しそう!頂きます(´∇`)
深みのあるお醤油色のスープは家庭的な雰囲気を感じさせ、さらに大きく広がった溶き玉子が拍車をかけます。
味が少し濃いのですが玉子を食べると、まろやかになり 玉子にも味が絡みモチツモタレツって感じです。
バラバラと投入されたチャーシューは味付けがちゃんとされていますが肉の味がしっかりします。ガオー。(?)
全体的に家庭的な雰囲気ですが、家庭では出せないしっかりした旨さもあり、さすがラーメン屋さんっ・・と思いながら
ご馳走様でした!

オヤジさんっ 美味しいかったよ〜と目線を送ろうと思いましたが、オヤジさんはすでに雲隠れ。
ラーメンをカウンターに置いたらすばやく厨房に消えてしまいました。
なんて恥ずかしがりやなんだろう・・ お会計を終えて店を出るとガラス戸からどんぶりを片付けるオヤジさんの姿。
思う存分見てやろう・・と思い凝視してしまいましたが、オヤジさんは気が付いておらず、
なんだか勝手に覗き見している気持ちになり すぐに店を後にしました。

ちなみに妄想の最後は四国の幼馴染が書いた友情の暖簾というオチでした。
(ちなみにご主人の出身がどこかは存じません。)


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