2008年 9月 14日 「崖の上のポニョ」 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ ネタバレ注意報発令中です。 やっと、やっとポニョを観たよっっっ って、散々後回しにしといてなんですが 大好きなジブリ映画を観てきましたよ。14日は千円の日なんだって!どうりですごい混みようです。 前回の大いなる悲しみ(ゲ○戦記)をうけ、駿さんがペンを取ったんですが なんだか考えるだけで哀愁が漂いますよね。 引退したいのに後任が居ない・・・ジブリどうなっちゃうんだろう アブアブ。 さて、数々の名作を生み出した駿爺さん。このお方、悟ってしまったようです。 ここへきて本気を出したと言うか、リミッターが外れたと言うか、まさにニュータイプ(ノ´∀`*) 今までのものが数学なら、これは文学・詩的なアニメーションなんですね。(なんかカッコいい) 観る人によって、ラストが変わる騙し絵みたいな映画だと私は思いましたよ。 子供は大いに笑って爽快な気分に、大人は少し考えちゃうような・・・。 その効果によって、イマイチだという感想も聞かれますが、私は好きですよ。 子供がやりそうな純真まっすぐな気合と淡い恋もいいし、動く絵本的な絵も好きです。 そして子役の男の子のアフレコが猛烈にいい!指導がしっかり行き渡っているのがよく分かりますよ。 残念ながら所ジョージの声は好みではありませんでした。だって、いきなり脳裏に浮かぶアルフ。 ポニョ観てるのに、毛むくじゃらがソファの後ろをノッシノッシ。いやだなぁ(汗 なぜか物語とはあまり関係の無い光パカパカの部分で号泣した涙腺崩壊者なので 私の感想なんかアテにならないと思うんですが、隣で見ていた子供は え?そこで?という部分で笑うんですよね。 なるほど、大人とはこんなに感じ方が違うのね、と感心したり。 で、この映画どうやって観るのがいいかって、まずは爽快に楽しみましょう。 考えて見るのはつまんないですよ。童心に返って彼らを見守ります。 途中、蛍の墓的な雰囲気を感じても、そこは無視。 不思議に思ったことは「魔法だから」で、済ませましょう。 そして、帰ってお風呂の中で反芻するのが吉じゃないですか。 可愛くて爽快で、それでいて深い。スルメのように噛んで噛んで、召しませジブリ。 今の子供が愉快に見て、10数年後にもう一度見て、アレ?って考えたりするのかな。 それって壮大で面白いタイムカプセルじゃないですか。駿爺さん、何て事を・・・(笑 少し前に似たようなことを北野さんがやったけど、アレはトビすぎてて大コケしちゃったもんね。 サジ加減が良かったと言えば、それまでなんだけど巨匠と言われるだけありますよねー。 ここまでやった駿爺さんに、やっぱりラピュタ、ナウシカ時代が一番良かった・・・ なんて言うファンは愛がないと思うんですよ。ポニョいいじゃない。好きよ、ポニョ。 願わくばポニョのストラップとか欲しいですもん。(←劇場で売り切れだったらしい) え?私ですか・・・もちろん、染み付いてるのはラピュタなんですけどね(笑 |