2008年2月23日 「いのちの食べ方」 名古屋シネマテーク チェコアニメ映画祭のときに予告でやっていて「なんで陽気なアニメの前にこんな予告を・・・」と 少々鬱になりつつも、心ときめいてしまった「いのちの食べ方」を見てきました。 内容は、オートメーション化された食物の量産・収穫や飼育・屠殺するまでの様子などを 淡々と見せてくれるドキュメンタリーです。 そんなに混まないだろうな、と思ってカウンターに前売りを差し出すと、渡された整理番号が10番台。うそーん(汗 「一時間前なのにこの番号?」と少々ビックリして、ミスドのドーナツを食べて戻ると・・・大行列(汗 何か事件でもあったのかと思うような人ごみで、本当にビックリしましたよ。 満員用の座椅子はまさかの二列で、立ち見まで居るのは初めて見ました。80人くらい居たみたいです。 偽装や農薬騒ぎで「食」に対する意識が高まってきたんでしょうか。 でもって、映画の中身なんですけど、ナレーションが無い「世界まる見え!テレビ特捜部」みたいな感じ(笑 もしくは、現場に隠されているカメラから、ネットを通じてライブカメラで見ているみたいな。 とにかく淡々としてて、ナレーションも一回もないの。字幕も一度も無かったよ、うん。 あぁそう、音楽も無かったわ。機械の音や手作業の小さな音、牛とかヒヨコの鳴き声だけでちょっとシュールなの。 働く人も無言で仕事をこなしてて、本当に淡々と。 そんな地味な映画、面白いの?と言われれば、面白いです(ノ´∀`*)。 「へぇーこうやって肉にしてるんだ、収穫してるんだ。」という驚きを素で受け止めるのはもちろん、 「あぁ、そんな餌のやり方じゃ牛さん埋れるーッ子牛さん逃げてー(笑」なんて突っ込みしたり、 「あれ、何してるんだろう?あーワクチンかな」とか、「この白い壁なんだろう」なんてクイズしてみたり、 ヒヨコやリンゴの気分になってみたり。90分間釘付けで見てしまいました。 とは言え、寝てしまっている人も居たので、好奇心旺盛な人向けでしょうか。 この邦題だと、ちょっとニュアンスが違うような。この題名どおりいのちに注目すれば、 あまりに機械化されてて命を戴く重さが、ごくシンプルになってしまってる。という見方もできそうです。 確かにそうも思うんですが、肥大化した胃袋に納めるにはコレが必要ですしね。 あー 私、あっさりしてるかなぁ・・・(´・ω・`)ショボーン。 そうそう、この映画、野菜や果物の他に、屠殺の現場も少しですがあるんです。 それでPG−12になってるんですが、なぜか子供連れの家族が。見たところ小学1年と幼稚園くらいかな。 もうね、私ハラハラしちゃいましたよ、大きなお世話だと思いますが、早いよ、早い。 PG−12なのには理由があるわけで、映画館の兄さんも断ろうよ(泣 牛の腹から内臓がはみ出てプルルンだったり、絶命した牛から血や体液が滝のように流れるシーンだってあるんです。 この子らの小さなハートに傷でもついたら、教育とか言ってらんないですよ、お母さん。 「子供の作り方」なら見せないくせにさ。プンスカ。 しかし、私の心配をよそにその子達は開始から10分くらいで眠っていたみたい。あー良かった(汗 明るくなった場内で、とても嬉しそうに「どう思った?ね、どう思った?」と笑顔で子供に聞くお母さん。 後ろからスリッパで叩きたくなる気持ちを抑えつつ、混みあう出口に向かいました。 これは賛否両論でしょうか・・・私はスリッパ派です。 え、 「で、妹。はどう思ったの?」って? そりゃ美味しいお肉を食べて、これまで以上にパワフルに生きようと思いましたよヽ(´ー`)ノ 肉も野菜も魚も、食べれば私の一部になるのですからね。 そう、イメージ的には「火の鳥 未来編」ですよ。山之辺マサトに火の鳥が羽を広げて 「さぁ、私の胸に飛び込んで。私の一部になるのよ」みたいな事を言うんですよね。 あれですよ、まさに。一緒に生きるんです。合体して。愛ですよね、愛。 あー 火の鳥いいなぁ。手塚先生さいこう。(まさかの手塚オチ。) |
やほー☆ こんにちは、3月7日21時の妹。です。
ちょっと補足というか、訂正に来ましたよー。すみませーん。
上で、PG-12の話が出てきてるんですが、これって
「12歳未満(小学生以下)の鑑賞には不適切な表現が含まれるものには、成人保護者の同伴が適当。」という
規定なんですね、いやー私、12歳以下は見ちゃ駄目ってモノだと勘違いしておりまして。
あれ?って思われた方も居たんじゃないでしょうか。
まーたこの子は早とちりしてるよ、本当に適当だなぁって声が聞こえてきそうです。
ほんとにね、馬鹿ですねぇ。ごめんなさいごめんなさい。
というわけで、隠れて書き直しちゃうのはアレなんで、書き足しておいて
私のバカっぷりは提示しておくことにします。きゃー(/ω\)ハズカシーィ