2008年1月30日  グミ・チョコレート・パイン
伏見ミリオン座


今回は大槻ケンヂさん原作の映画「グミ・チョコレート・パイン」を観て来ました。
実は私、オーケン好きで「パティー・サワディー(特撮)」や「香奈、頭をよくしてあげよう(筋少)」は
私のipodで常に上位にランクインしているお気に入り曲です。
映画館には行っていたのに、予告編も広告も見てなくて見逃すところでした。
改めて色々チェックしなきゃなと思いましたよ。教えていただいた方、ありがとうございます。

さて、この映画は大槻さんの半自伝小説が原作の青春もの。
冒頭でもことわりがあるのですが、ジャスでスイングしたり、プールでシンクロするような
ウルトラ爽やかなものじゃなくて、ちょっとナマナマしい性春映画という感じ(笑

でも、そのナマナマしさが現実的で、大っぴらに見せられると逆に爽やかなんですよね。
こんな気さくな映画、なかなか無いです(笑

高校生の脳みそを解きほぐしたら、大きなエロ玉と中くらいの純愛玉がドバーッと出てきて
コロコロと転がる小さな焦り玉と、プライド玉。
それは誰もが持ってる小さな玉で、それを混ぜ混ぜしながら成長していく姿は、
リアルで、あぁ本当に「グミ・チョコレート・パイン」な気持ちわかるわーと共感しまくり。

昔を思い出して、あぁ・・あのくだらないと思ってた時間、バカしてた時間は
全然無駄じゃないじゃん、アレがあっての私じゃん!と妙に前向きになったり(笑

純愛というより、純恋が胸にきゅーっと迫ってくる、あの感覚がなんだか恋しくて切なくて
涙を滲ませながら劇中の主人公を応援したのは久しぶりでした(笑
私好みの笑いも沢山混じっており、127分という上映時間があっという間でしたよ。


ヒロイン役の少女も、ぽっちゃりしていてイマドキ臭も無く、とても可愛いんです。
この当時に人気があった顔立ちなのかな、私まで恋しそうでした(笑
ちょい役ですが、鈴木慶一さんやピエール滝さんも出てきて顔ぶれもナイス!
個性的な脇役が多いのに目立ちすぎず、とてもいい感じでしたよ。
しかし、今回も当然のように出てきた竹中直人!あんた邦画の通り魔か!(大好きです。)

今回は学生時代にバンド経験のあるA氏を誘っての鑑賞で、思ったとおりドンピシャ大喜び。
「本当にあんなだったんだ、前のやつらが時間オーバーするんだよ・・でさ、ロックといっても・・・」と
熱のこもった話を聞きながら歩いていると、後ろからキキーッと自転車のブレーキ音。
振り返ると、通りの角で出前のおかもち同士が出会い頭にぶつかりそうになって、いやぁと笑ってるの。
なんか映画の続きみたいでいいなぁと思いつつ、映画館近くのカレーうどん屋「鯱兵衛」へ。
とても美味しかったんですが、隣のオッサンの食べるカレーうどんのしぶきが飛んできて
・・・それも映画っぽくて面白かったです(笑

あ、ここの「鯱兵衛」なんですが、カウンター上に白いサンゴがぽんぽん置いてあるんです。
可愛い箸置きだなぁと思ってたら、それ、伝票用のペーパーウエイトでした。
危うく白いサンゴを黄色くするところでしたよ。もし行かれる方はご注意くださいね☆(微妙な情報)

さ・・・ 最後まで読んで得しましたよね!読んでて良かった☆妹。のあしあと!!(汗



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