2006年 6月13日「RENT/レント←公式サイトの予告編に魅力が詰まってます。
ゴールド劇場

ミュージカル映画「RENT」を観てきました。
このミュージカルはブロードウェイの歴史を変えた凄い作品らしく、私はこのミュージカルを知らなかったのですが、
「オペラ座の怪人」「キャッツ」は大好きですし、面白そうだなと上映期間終了ギリギリに滑り込みで観てきました。

舞台はニューヨーク。イースト・ヴィレッジに住む家賃(RENT)も払えない(ある意味払わない)若者達の物語です。
登場する若者達は夢を持つ芸術家達。しかし問題も持っています。
彼らの直面している問題はエイズ・ドラッグ・ホモセクシャルに、レズビアンと、現代的でいかにもニューヨーク。
そんな彼らのクリスマスから始る1年間を描きます。

始るや否や、登場人物は歌いだし、すでに会話が歌です。ミュージカル嫌いのタモリは映画館を飛び出すでしょうね。
それでも伸びやかな素晴らしい歌声と、パワーがあり見ていてとても楽しい。
これはちょっと凄いな、照れるなと思っていても、いつの間にかのめり込むんです。

映画的に言えばちょっとノッペリした部分がありますが、十分すぎるほど迫力のある歌を聞く事が出来てかなりの満足感。
ちょっと誇張している部分もあるとは思いますが、タブーとされがちな問題を題材にしている事や
セリフも歌に乗っており、普通の映画よりも聞き取りやすいので高校生くらいの教材に良さそうですよ。
エイズだ同性愛だと濃い題材なのに生々しさは無く、結構感動しますし、胸にグッとくる映画です。

この映画を日本版にすると、やっぱり舞台は京都でしょうね。
登場人物は寿司屋・舞妓・お坊さん・ゲイバーのオカマあたりで、鴨川を歌いながら歩きます。
「嵐山へ〜いこうよ〜♪握り飯もってさ〜♪僕が握るよ〜寿司はもう飽きた〜♪」
「私は踊るわ〜着物は脱ぐの〜もう暑いから〜♪」
「それなら〜僕はお経を読むよ〜君の為なら愛の賛歌さ〜♪」
「あら、昨夜〜私の為に読んだ〜あのお経はなんだったの〜舞妓か私、どちらにするのよ〜♪」



・・・('A`)


そんな訳で、混沌とした毎日を力強く生きていく若者のパワーとミュージカルの魅力を存分に詰め込んだRENTオススメです!音響の整ったホームシアターが出来たら、冷奴をつまみに旦那とこの映画を観る!それが私のちょっとした夢になりました。


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