2006年 5月 5日 「キャッチ ア ウェーブ」
TOHOシネマズ名古屋ベイシティ


青春サーフィン映画、キャッチアウェーブを見てきました。
予告を見て、なんとなく内容の予想が出来る映画でしたが、大好きな竹中直人さんが出演されているそうなので・・・。
やっぱり館内はサーファー風の人が多かったです。

高校生三人組が夏休みに湘南へ。サーフィンに憧れ、チャレンジ。
そこに喧嘩や恋が混じる、まさに定番決め決めコースな映画でした。

なんて言うか、ものすごく恥ずかしい気持ちにさせられる映画で、始まって10分くらいで悪サーファーの登場。
しかもハーフと外人の三人組。ふざけて・・・。もう、鼻にバナナを突っ込まれたくらい恥ずかしいです。

主役の男子は、チワワのようなつぶらな瞳に星が入っており、他に類をみない乙女っぷり。
男子として可愛過ぎるのですが、いまどきのカッコイイ男子ってこんなタイプなんでしょうか?
本当に女の子かと思うほどでした。でも主役も、友人二人も自然な演技で良かったですよ。

肝心の中身なんですが、先ほども申しました通りの青春定番コースございます。
恥ずかしかった鼻のバナナも慣れてしまうほど、甘酸っぱい青春模様。
無茶な設定が少々あるけど、サーファーの目から見ておかしな部分はそれほど無いし、
初めて海に入った頃を思い出して懐かしむにはいいのかもしれません。もれなく鼻にバナナですけどね。

中盤で、サーファー歴10年の坂口憲二さんが白い歯をキラつかせて登場。
いかにも「どうだ!坂口憲二だぜ!」そんな声が制作側から聞こえてきそうで、なんだか耳の穴が痒いです。
劇中、竹中さんの車のナンバーが「1173(いい波)」だったのは、ちょっと好感度UPでしたが。

こんな青春バリバリ映画を、私が最後まで楽しく見れたのも竹中直人さんのお陰かも。
ちょっとやり過ぎなくらいノビノビと演じた竹中さん。もうまるっきりコントですよ。
いじめっ子にパンツ盗られて、真っ裸で登場する浦島太郎の亀的な登場も凄いです。
ちょっとテンション高すぎで、呆れるかも知れないけど、私は好きですよ。
伝説のサーファーなのに、ヤンキーサーファーに苛められる設定はどうかと思うんですけどね。

おかげでメリハリが出来たけど、そんな竹中ワールドが苦手な人にはオススメしないかも。
爽やかなラストに「そんなに人生甘くないぞ」とテロップでも出してくれたら笑うのになぁ。


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