2005年10月 1日 「セブンソード
TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

今日は1日のファーストディだ!とウキウキしながら、「セブンソード」を見てきました。
こんなふうに安い日に行くので、貯まりまくったポイントがなかなか使えません。

さて、今回の映画はジャングルジムで口ぶつけて、なんか鉄の味がする・・みたいな映画です。

ストーリーは、武術を習った事がある奴は殺せという「禁武令」というキッツイ掟が発令され、
武術家は懸賞金をかけられどんどん殺されます。こわーい。このままじゃ殺されるよーと村人達。
強い剣術家5人に助けを求め村人2人が加わって、よーし七人が剣を持って戦えるね!
さあ行くぜ!セブンソーーード!!!!・・・こんな感じです。

小説が原作らしく、長ーいお話なんですが残念な事に全く時間が足りてません。
(上映時間は153分もありましたが)
あっちこっちから話が出てくるのに、触っただけでどんどん先に進むんです。

まず、いきなり出てくる人物の説明が無い。「え?あんた・・誰?」って感じ。
なので、私は村人にも誰にも感情移入する事が出来ずにボーっと眺める事になりました。

物語を思い出すと、ここは恋の話なんだろうな・・という箇所が出てきますが、
いつの間にがその話が消えて無くなっています。あっさりしすぎ。
また、馬との友愛の話もありましたが、それも笑えるほどにあっさりです。

7人の剣術家が主人公なのだと思うのですが、話に関わってくるのは3人くらいで
それ以外のメンバーは明らかに影が薄く、顔さえも覚えていません。
しかし、中国の有名な役者さんが色々と出てくるので詳しい方には喜ばれると思います。
私の知っている人では、「酔拳2」のラウ・カーリョンが貫禄出しまくりで嬉しかったです。

そうそう、お楽しみのアクションもありましたよ。
お得意のワイヤーは少なめですが、引っ張ってるなーと言う感じにみにょーんと人が飛んでいました。
剣術ばかりで、生身の人間がぶつかりあうのが好きな私には少々物足りなかったです。

なんだーダメダメじゃん・・とお思いになるかも知れませんが、良かったのは悪頭役のスン・ホンレイ。
この人の演技好きですよー。悪頭の微妙に嫌な感じがすごく出ています。
悪っぽい中にさらっと笑顔を入れるあたりで、なぜか北野武を思い出してしまいました。

「HERO」や「LOVERS」のように綺麗な色彩も無いので、華やかではありませんが
土煙を見たいとき、血の飛び散りが少ない惨殺シーンが見たいとき(多分無い)にはいいかも知れませぬ。


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