2005年 9月 5日 「楳図かずお 恐怖劇場」 名古屋シネマテーク さて、とうとうCプログラム。楳図祭りも最終日です。あぁ終わってしまった・・。 妹。を襲う寂しさは台風ナービーが吹き飛ばしてくれるでしょう(?)。残る達成感と前売りチケットの半券。 Cプログラム 【プレゼント】 山口 雄大監督 49分 R−15 主演:グラビア等で活躍している美少女、高橋真唯さん 仮面ライダー龍騎で大ブレイク、イケメンで演技も上手いと評判らしい、須賀貴匡さん ストーリー:クリスマスパーティに興じる若者たち。聖なる夜を冒涜するような行為を続ける若者達に、サンタクロースが復讐を・・。 スプラッター的な残虐シーンで、唯一R指定のこの作品。 もうサンタクロースがやりたい放題で血がどばどばーの切断された足がびよーん。 ヒロインが気絶しないのが不思議なくらいです。これはキツイなぁ・・。 サンタクロースがあまりにも凶悪で、若者が可哀相なくらい。いかに痛々しく見せるかに固執するサンタ。 もう血みどろにしたいのは分ったから!とサンタに言いたい。 これだけやっておいて、裏テーマは純真、純粋(だと思う)。 最後は原作どおりに「実際、若者がいけないんだからなぁ・・」と感じさせ、上手くまとめたナーと思ったのですが、 エンドロール後に30秒ほどの追加映像。これはあんまり必要なかった気がしました。( ´・_・`) 痛々しく、もう勘弁してくれと本気で嫌でしたが、原作にも忠実で伝えるべきところは押さえてあるので 今となっては、なかなか良かったと思いました。 【DEATH MAKE】 太一監督 49分 主演:モデル、女優をこなす睨まれると恐いだろうけども綺麗な女性、アリスさん 多数のホラー映画に出演しておりホラークイーンと呼ばているらしい三輪ひとみさん ストーリー:美少女クロエはテレビディレクターと共に何かの撮影が行われていた廃墟を訪れた。 そこには小道具らしきマスクが残されていたのだが・・・。 始まると、イカス音楽にナウい演出。うわー苦手な分類の映画だ・・(汗 そう思ってしまったらもう駄目。 誰にも感情移入できず、ただカッコイイ演出と効果をぼーっと見るだけになってしまいました。 原作とも離れたストーリーは理解しづらく、監督の得意分野であろうカッコイイ映像が苦痛になります。 観客に理解させようという気持ちがあまり感じられず、監督のやりたい放題。 少しだけ原作に近いところもありましたが、何ともいえない微妙な感じです。 あまりに辛口になりますが、きっと私の好みに合わなかっただけかも。 しかし、この原作は映画化が本当に難しいと思うので、こうなったのも分るような気がしました。 昨夜は、帰宅すると柔らかい頭痛と気分が明らかに鬱。 スプラッター系と複雑系が続き、疲れたんですね。大人しく寝ました。 せっかく6作品全部観たので、勝手に妹。的ランキングさせて頂きます。 1 ねがい(原作に忠実で、それなのに飽きず最後まで楽しんで観る事が出来ました) 2 プレゼント(痛々しくて嫌だけど、それがテーマなので仕方ない。原作には無い終わり方が良かったです) 3 蟲たちの家(とても綺麗にまとまっているけど、監督の個性があまり感じられない) 4 絶食(短い原作を頑張って伸ばしてありラストも今となっては好感が持てる・・気がします) 5 まだらの少女(色々な意味で楳図漫画らしいのは一番かも。意見の別れるところだと思います) 6 DEATE MAKE(ただ単に私が嫌いな分類のお洒落映像。テレビCMを繋いだ感じです) あー もっと決めるのに時間がかかるかと思いきや、すぐに決定しちゃったなー( ´ー`)フゥー...(自己満足) 全編にわたり、オープニング・エンディングはルルティアさんの曲だったのですが、 これが本当にどの作品にもピッタリ。気分がリセットされ、とても良かったです。 7日から11日まではTOHOシネマズでレディース均一1000円。ヽ(´ー`)ノウヒョー シネマテークは飲食禁止だったし、久しぶりの大きなスクリーンでのんびりキャラメルポップコーンが食べたいです。 |