2005年 8月10日 「sprout
センチュリーシネマ


サーフィンドキュメント映画、スプラウトを観てきました。
パルコの西館8階のセンチュリーシネマへ、すでにどこかで満腹になった妹。がノコノコと到着。
浅黒く日焼けしたサーファーよりも微妙にカップルが多かったです。(サーファーカップルかな?)

ビデオ上映で不都合があるらしく、途中で3〜4分の音切れと映像切れがありますがいいですか?との問いに
「それは残念だなあ」と棒読みで答える妹。うーん紳士的。(?)

さて、珍しく何の予告(新作映画のCM)も無くいきなり始まるスプラウト。画面も4:3スケール(?)です。

サーファー(主にロングボード)のライフスタイルを伸び伸びと紹介するこのドキュメンタリーは・・
サーフィン好きでも少々眠たくなります。

軽やかで楽しい雰囲気の音楽が終始鳴り響き、まったりと波に乗るロングボーダー。
ナレーションも少なく、青い海に綺麗な風景。波にまかれるシーンも無く綺麗なメイクシーンばかり。
そりゃ眠くなりますよ。
それでも頭では「自称・映画好きのサーファー」が寝ちゃマズイでしょう!と耳をいじったり鼻をいじったり・・。

しかし、ボディサーフィンには心ときめきました。私も時々やるんです。
板を使わず、体ひとつで波にしゅぷゎ〜と乗るんですが、コレがまた気持ちいい。
海水浴場で大きな波が来たら、波の速度にあわせてまっすぐに伸ばした体を放り投げてください。
それはもう、爽快です。(ビキニの紐はしっかり締めてね!)

とてもお洒落で、どこを切り取ってもポストカードになりそうなこの映画。サーファーのプワプワ感が好きな人には
たまらないのですが、あまり興味が無い人が見たら苦痛です 5分ともちません。
公式ページでは『サーフィンに無縁の人にも見て欲しい』なんて書いてありますが、ダメダメ。何言ってるの。
ストーリーも無いのに「波バカ」を延々見せられるんですよ?
油塗ったボディビルダーの体を舐めるように映し続ける映像を、ささみを美味しそうに食べる風景と共に
一時間以上も見られますか?それと一緒ですよ。(あ、少し見たい気もする・・汗)

お洒落でサーフ映像満載のこの映画。何がいけないかって、伝えたい事が単純すぎて退屈してしまうんです。
「なんでも無いような事が幸せだったと思う」なんて、虎なんとかって人が歌ってましたが、まさにアレ。

そう、ある意味素晴らしい映画なんです。サーファーにとっては。
私ももっと海と波に感謝しなくてはと思いました。
作中、いきなりの無音と闇に場内ドン引き。

少し興味がある気がする方はこちら


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