2005年 6月25日 『ダニー・ザ・ドッグ
TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

今日はスターウォーズの先々行上映だ!!待ちに待ったエピソード3!
よーし 全然宇宙してない「ダニー・ザ・ドッグ」見ちゃうぞ!!とウキウキしてやや小さめのスクリーン10へ。
客層はバラバラでしたが観客は多め。中には格闘技が好きそうなゴツイお兄さん達も・・・。

ルイ・レテリエ監督、脚本は「グラン・ブルー、ニキータ、レオン、Taxi」なとの名作を生み出したリュック・ベッソン。
とても40歳オーバーには見えない童顔カンフーマンのジェット・リー、
あまり映画を見ない人でも知ってる「慰められたい上司NO.1(妹。調べ)」のモーガン・フリーマン出演。
これは見るしかないですよ。

あらすじは取立人(ラーメン好きではなさそう)に脅かし用の犬として育てられた犬君(ジェット・リー)は強い すごい強い。
モーガン・フリーマン演じる盲目のピアノマンに出会う。優しい すごい優しい。 
犬君、緩やかに環境と現実に立ち向かう・・・
うーん 物凄く分りやすいですねー。

この映画は一言で表現すると「潜水艦映画」です(!?)

なぜかと言うと、観客の心をグイグイ持っていく力のある脚本と犬君の演技。
導入部分で強い犬君が見れるのですが、観客の気持ちは深海に潜水するかのように暗く沈みます。
やりきれない、悲しい感情を思いっきり味わった後にピアノマンのモーガンと出会い、
私達の心に緩やかに光が差し込み、ここで観客も犬君と一緒に光の差す海上を目指します。
ここが物凄く気持ちがいい。しっかりとした喜びを受け取ります。

しかしまた深海への潜水、そしてまた・・・。観客の心を上手く揺さぶる展開はスムーズで完璧です。

強い犬君のアクションシーン。本題のストーリーを邪魔しない程度にちゃんと見せてくれて、もちろん凄くカッコイイ。
犬君は特別な訓練も無く、犬的に戦う事をしているのでがむしゃらに叩く、蹴る。
しかしただ者ではない感もしっかり出ていて、「天性の戦う才能」をしっかりと演じきっています。

戦い、ぶち飛ばされた敵の飛び方が爽快で、気持ちがいいなぁと調べてみると
アクション演出は『スネーキーモンキー 蛇拳』で不動の地位を築き『マトリックス』ではカンフー・コリオグラファーの役職名でアクション監督に招かれたユエン・ウーピン氏だと知り、納得。

適度な淡い恋に、カンフー映画ではなかなか無いピアノの旋律。ストーリー性もあり飽きません。
テンポも良くてデートにスパッと見る映画にピッタリではないかと思います。 スパッと!!


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