2005年 6月10日 『イン・ザ・プール』 シネマスコーレ 大好きな松尾スズキさんの映画初主演作をドキドキしながら見てきました。 前売り券をずっと財布の中にいれて、財布を開くたびに胸躍らせていた事を白状します。 シネマスコーレは決して広くない座席数51の小さな劇場ですが、椅子も大きくてちゃんと段差が作ってあり 見やすくて落ち着けるいい劇場です。 内容は、松尾スズキ演じる精神科医のところに珍病のオダギリジョー、 緊迫神経症の市川実和子が訪れますが 先生のほうが病んでいるというお馬鹿コメディです。 プール依存症の田辺誠一の話も同時進行されますが上手い具合に絡んでいて良かったです。 この映画の良い所は松尾スズキの無茶苦茶なしゃべりと行動。 言っている事は分らなくも無いんですが、毒が強かったりお茶目であったり・・・。 「この腐れ売女!塩酸と硫酸混ぜてお前を溶かしてやる!」と騒いでも何か可愛らしいんですよね まさに松尾さんハマリ役です。もうのびのびと演じていらっしゃいました。 結構ブラックなジョークネタ満載ですがそれが大好きな妹。にはもう最高。 手足をバタつかせたら松尾スズキの右にでる者は居ないでしょう。 さらにプールの監視員役に田中要次さんが!!! まったく知らなかったのでかなり嬉しかったです。 松尾スズキさんとの絡みがかなりイケてました。 脚本・監督の三木聡さんは構成作家として「ダウンタウンのごっつええ感じ」「トリビアの泉」「タモリ倶楽部」等を 手がけており、やっぱりなぁ・・と思うほどの緩い笑い。どこか笑いの雰囲気が違うんですよね。 少し見終わった後に考えさせる物とか、感じさせるという内容ではなくてちょっと勿体無い気がしました。 色々な人物が出てきますが、みんな味があってブラックな内容のハズなのに見た後に何も残らない。 しかし気持ちよく笑える・・・そんな楽しい映画でした。 ちなみに松尾スズキさんがランエボを乗り回しているのですが、それもまたかっこいい。 街でランエボを見かけたら笑ってしまうでしょうね。ジャッキーに並ぶ素晴らしい宣伝だと思います。 この映画はDVDがでたら購入しようと思います。 |