2005年 5月18日 『隣人13号』 今池国際シネマ ストリート・センスに貫かれたエッジな作風で若者を中心に数多くの信者を持つカリスマ漫画家、井上三太が、'93〜'96年に発表した「隣人13号」。ついに映画化です。 と言っても、妹。はその漫画の事はほとんど知らず、夕方に映画館の前をふらっと通りかかり、 中村獅童主演の映画だと知り仕事が終わってからそそくさと観に行きました。 小さい頃にいじめまくられた十三君を小栗旬が、その十三君の凶暴な内面、13号を獅童が演じています。 二人一役で、あまり違和感ありませんでしたよ。 ストーリーはイジメの為に二重人格になった十三君が復讐してやろう・・。でも凶暴な人格13号の歯止めがきかず 人を殺しまくり、うわーちょっとどうしょう・・という感じです。 始まってすぐに小学校時代のイジメシーンが続き、いじめてる奴がかなり憎くなります。 そしていじめっ子が大人になるとちゃんとチンピラになってて、やっぱりなーと思いました。 映画全般的にヤンキーやチンピラの生活が見れて、違った世界を知ることができ、 「ああ、あっちの世界に足を踏み入れなくて良かった。」とそんな機会も無いのに安心してしまいました。 獅童はまさにハマリ役で13号の人格が出てくると嬉しくなります 変質者をやらせたら今のところ右に出る人は居ないでしょうね R−15だったのでグロいのも覚悟していたのですが、あまり気になりませんでした。大人だからかな〜ヽ(´ー`)ノ 小倉君の全裸が数回あるのですが、獅童は上半身のみ裸でズボンを履いており物凄くズルイです そんな二人が見つめあってのダンスがあり俳優魂を見た気がしました。 内容的にはテンポが良くて面白かったと思います。 苛められる事で13号を作り出し、その13号のおかげで自分の殻を壊す・・。 毒をもって毒を制し、最終的に救われたのは・・・という感じです この映画は人によって解釈がかなり違ってくると思います。と言うのも、ラストがわかりにくいので・・。 いじめに対する考え方を子供に教える為、R−15じゃなくてもいいのになぁと思いました。 こんな映画を学校で見せたら問題になってしまうのでしょうが・・。是非原作を読みたいです。 HPに「先着1000名様にプレゼント」とあり、当然もう無いだろうと思ったら貰えちゃいました。 |