2010年 6月14日 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
アウトレイジ



尊敬とか言うと、なんか申し訳ないくらい妹。的スターな北野武監督の映画「アウトレイジ」を観てきました。
ちょうど今日は結婚記念日だったんですよ。ちょっとムードが無いけど、逆にアリですよね。


んで、どうだったかってぇと・・すっごく面白いんです。もう、感想が何個も出てそうなんですが、
役者さんが全員、ハマリ役で身震いしちゃうほどカッコイイ。

絶対コレは物語なんだからナって知ってても、妙にリアルで普通にヤクザってこうなんだなって
勉強してる気分になるんですよね。

ヤクザの生態系がよく分かる映画って感じで(笑)


とくにリアルに感じたのが、車のナンバーですよ。
「55−33」とか「83−33」とか「25−25」とか なんとなく揃ってる番号になってるんです。
実際に怪しい車列に遭遇したことが何度かあるんですが、全部ゾロ目っぽい番号でしたもん。タケちゃん細かいヨー。



んで、私達の知らない水面下でこんな闘争してるんだナーって、いや本当かどうかは分かんないけど
タケちゃんの撮ることだから、きっとそうなんでしょうね。

実際は外人が考える「日本」みたいな事になってるんだろうけど、
「日本人は紙の家に住んでる」とか、「いまだに着物を着ている」とか、あながち間違いじゃないですもんね。
さすがにチョンマゲは無いですが(笑)



映画が終わったら食事をと思ってたんだけど、一気に食欲が失せたシーンがあったんです。
あのね、私の思い違いじゃないと思うんだけど、数年前にあった不可思議な事件と同じ構図での殺人シーンがあったんですよ。

え、コレって実際にあったよな・・・ってヒヤッとしましたよ。
たしか自殺って事で簡単に片付けられてたけど、やっぱりヤクザだったんだなぁって(恐)
ヤクザ的な社会では有名な殺し方だったんでしょうか(汗)

って、そこに目をつけるタケちゃん!あなたって人は!
あ、いや武さん。

やっぱ雰囲気が違いますよ。構図と言うか、見せ方が。本当に天才なんですね。
オープニングの題名の見せ方もさすがカッチョイくて痺れましたし。


今回は音楽が鈴木慶一だってんで、そこもかなりウキウキポイントだったんですが、
いつの間にか物語にのめり込んでしまって、忘れていました(笑

最初に知ってたのに、エンドロール見て、あぁそう言えば!!!とか遅すぎるし。
逆に言えば物語を邪魔しない、ベストマッチな音楽を提供したって事で良いでしょうか(笑
ほんのり覚えてる部分では、さすが慶一さま!!とか思いました。はい。


そんな訳で、さすが武さんな映画でほんの〜りと温もりが感じられるんですよね。
人間臭さって言うか、映画に魅力があるんです。

でもね、もう一回見るかって言われたら、返答に困ります。
だってカッコイイ人達が、死ぬの見たくないじゃないですか(汗

あまりにも配役が良すぎて、リアル過ぎて恐いんです。玄関開けたらすぐヤクザみたいな。



と言うわけで、女子的に椎名桔平が恐ろしくカッコイイ!!!!という一言で〆させて頂きます。


本まで買っちゃって。後でじっくり読むんだーい。

ちょっと!今、ネットで調べてみたら椎名桔平のコメントがあって、
監督からラブシーンは「普通にやって」とだけ言われました。困っちゃいますよね。だって。
うひーーー!!11!!!! あれは演技指導とか無いんですか、そうですか。桔平さんはあんな風にですかふjhfどfwqんk

(/ω\)ハズカシーィ


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