2009年10月28日  「マイケル・ジャクソン THIS IS IT
109シネマズ名古屋


いよいよ、と言うと楽しみにしていたみたいで心苦しい映画、マイケルジャクソンの最後の映像ドキュメンタリー
THIS IS IT を見てきました。

マイケルの訃報を知ったのは、ちょうど新婚旅行の途中でした。
ハワイ島のホテルに到着してベッドに飛び乗りテレビをつけた瞬間、マイケルが画面に映っているじゃないですか。

おぉ、マイケルが見れるなんてグッドタイミング!ハワイ島もやるねぇ♪なんてほんわかしていると、
なにやら様子がおかしい・・・DEAD?


え?ちょっ・・・ なに?え? やっ やめ・・・ やめてぇぇぇ!!!!(汗



アメリカンなテレビ画面を、ガニ股わしづかみで話しかける日本人。
知りたいけれど、知りたくない。って言うか言葉がよく分らない。ラッキー☆って私は馬鹿か!!!!(怒



なんて言うか、旅行から帰ると家が火事で全焼とか、一気に1000回失恋したような気分です。
信じられないと言うより、信じたら精神が壊れるから信じないように脳味噌が気を使っている・・・。
そんな状態がずっと続いているんです。
信じたら目玉が潰れるほど泣きわめくんだろうなぁ。だからね、考えないの。

それにしても、彼は亡くなっても膨大な金額を稼ぐ事になるんだなぁとしみじみ。
稼ぐ間はいつまでも生きている、彼は死ねないんだな、と目頭を熱くしてみたり・・・。


そんな、マイケルと私。みたいな話でしたら10年話してもおつりがくるくらいなんで、ここらでやめときますね。


今回の映画は、マイケル最後のコンサートのリハーサル映像を繋いだドキュメンタリーです。
心臓バクバクで観た映画は…マイケルやっぱりすげぇ 。・゚・(ノД`)・゚・。(涙

マイケルって、「音楽」なんですよね。
彼自身がミュージックで、囁くだけで音色なんですよ。楽器なんていらねぇよ、夏。みたいな。
優しい繊細な声が、音符となって、それが私たちの耳に入る。考えただけでも、ニヤケます。


そんな彼のコンサートのリハーサル風景がつぎはぎでたっぷり111分。
コンサートで使う予定だったCG映像なんかも見られて、かなり見ごたえがありますよ。

マイケルの中でイメージが完成しているものをスタッフに指示するんですが、
あまりに高度すぎてスタッフがついていけず、マイケルがやきもきしている姿が最高にいじらしい。
それでいて、スタッフに優しい言葉をかけて励ますマイケル。あぁ天才であり、紳士でござる。



マイケルの情熱と、優しい真綿のような囁きと歌声が、この映画には詰まっているんです。
もう、これを私の女子高生時代に見ようものなら失禁ものですよ。

さらに、何かモグモグしながら歌うマイケル、チュッパチャプスを片手に指示をだすマイケル。
マイケルのオフショットというか、こんなメイキング映像が見れるなんてお宝映像なんですよ。
完璧主義の彼のこんな愛おしくて愛らしい姿が見られるんて(涙
MA-1を着てるマイケルにも惚れ直しました(笑


…はぁ。


凄くいいものを見せてもらったんだけど、私たちファンはマイケルの残り香で喜んでいるんだなぁと。
なんだかマイケルを冷遇したSONYが儲かるんじゃないかって嫌な気持ちなんですけど
あと数日後には最高傑作のコンサートってところで、この悲報。もう残り香嗅ぐしかないですやん(涙

しょうがないよね、好きなんだもん。
何回も見て世界をあっと驚かす予定だった驚愕のステージを想像するんだ。
とりあえず、あと5回は見に行きますよ。チケットもたっぷりあるしね!(大人で良かった!)


マイケルはこの映画の事を知ったら、どんなふうに思うのかなぁ。
残り香をみんなで泣きながら、クンカクンカしている様を。
嫌じゃないだろうか、

もう、去ってしまった後だから気にしないんだろうか。



こうなったらマイケルの願いのひとつであった「映画界でのトップ」をこの映画でとれるよう祈るしかないです。何か賞をね。
そして映画の中のマイケルの想い、メッセージを聞いた人たちが、彼の真実を知り、悪い噂と誤解が少しでも解けるようにと。






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