2005年 5月5日 『真夜中の弥次さん喜多さん』 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ 宮藤官九郎監督。長瀬智也、中村七之助出演の『ヤジキタ』を観てきました。 公開後はあまり話題になっていないので心配していましたが結構な客入りで驚きました。連休だからでしょうか。 話は簡単で、長瀬演じるヤジさんと七之助演じる薬物中毒のキタさん(金髪)はホモです。 ホモがリアルを求めて(妹。の解釈は現実逃避)、江戸からお伊勢参りに行こうと旅をする。 大筋はこんなに簡単です。 舞台は江戸時代ですが始めからムチャクチャでクドカン節全快です。 大変気持ちよく話が進み、5分に一度は笑っていたのではないかと思います。 後ろで大笑いするおばさんが居ましたが、うるさいとは思わず同級生になったつもりで笑いました。 前半はとても引き込まれ、もっとギャグを見せてくれ!と期待するとちゃんと笑わせてくれて 映画というよりコントを見ているようでした。 薬物中毒のホモはとても病んでいるのですが、冷静に見ると彼だけでなく 登場人物すべてが病んでいて後半は考えさせられる内容だったと思います。 ただ、少し前半に力が入りすぎているのか後半は間延び感を受けてしまいちょっと勿体無かったです。 前半の流れるようなギャグに慣れてしまうと、ここからは違うパートだと気がつかずに 「後半つまんなーい」と言ってしまうかも知れません。(私の後ろのおばさんみたいに・・。) 長瀬の妻役を小池栄子が演じているのですが、もうすっかり女優です。 この映画の時はどうしようかと思いましたが今回はとても素敵な演技で嫉妬します。 綺麗で、スタイルも良くて演技もうまい・・・性格も良さそうですよね。 もし神様が居るとしたら・・・ちょっと放課後体育館の裏に来い。ですね。 その他にも沢山の役者や著名人が出てきてエンターテイメント性もあり、 いきなりのラストには少々不満が残りますが、まあまあの映画だったと思います。 はっちゃけ映画が好きな方は是非。 |