2008年 8月14日 二日目です。

プップー ビービーッ プップー!
うるさいナァと眼を開けると、ホテル。あぁそうか旅行に来てるんだったっけ。
クラクションの音で目覚めるなんて、なんてイカスんだ、ベトナムは(怒
と、やや不機嫌になりますが、この音がちょっと好きになり始めた自分も居たりして( ´ー`)

朝食を食べ、街に出ると10時ごろ。本日はフリーです。さて、何処に行こうか。
ホーチミンは大きな通り以外は明確な信号はありません。(多分)
走ってくる車と原付の隙をみて、適当に道を渡るんですが危ない事この上ないです。

車が途切れるのを待ってたら渡れませんので、自殺者のようにフラフラ歩き出します。
この時、走ってはいけません。クラクションを鳴らされますが、無心になるのがコツみたいです。
と、本当に無心になっていたら思いっきりバスに轢かれそうになり、
どうしたらいいんだ、ベトナムさんよう!と突っ伏して泣きたくなりました。

明らかに旅行者風の二人。


そうしていると、バイクタクシーに声をかけられます。
旅行者は乗らない方がいいというバイクタクシー。流暢な日本語で怪しさ抜群です。
なにやら分厚いノートを見せられ、中には日本人旅行者の感想コメントが。
「この人は安全です!すっごいいい人!任せて安心!」等など、褒めまくりの文章。
見れば見るほど怪しさ満開。この時点で怪しさの役満、大三元が出来上がりです。

一応話を聞くと、どこでも運んでくれて観光案内つきの一時間5ドル。
なんでも安い問屋の市場にも連れて行ってくれるらしく、タクシーが1回1〜2ドルくらいなので
ガイドも付いて手軽でいいんじゃないの?と4ドルに値切って乗ってしまいました(笑

話は決まったと、ポンとヘルメットを被せられ二台で出発。運転手はフォンさんです。
安全運転だよーと走り出したバイクは天気もよく本当に気持ちがいい!
しかし、さすがにべトナム流の運転。ちょっ突撃してくるのはやめでー!(横山弁護士風に)
そのヘルメットは「死にたくない」って意味ですよね?

なんて言うか、バイクレースのスタートを見ると密集してて心配になるじゃないですか、
まるでアレですよ。しかも一人が信号無視をしたら、みんなでそれについて行くなんて
暗黙のルールがあるらしく、交差点なんてヒヤヒヤ。唯一、速度が遅いのが救いです。

事故は無いよ!とフォン。あれはベトナム流のボケだったのかな?

しばらく走り、まずは中華街(チョロン)の有名なお寺(ティエンハウ寺)へ。
ベトナムの人は結構信心深いみたいで、ガイドの兄ちゃんも線香買って念じておりました。
屋根に綺麗な焼き物がいーっぱい。

ここでは、ぐるぐる線香に願い事を書いて吊るすんだそう。もちろん買って、願いを書き入れましたよ。
この時、miが良い事を書いていて羨ましくなっちゃいました。あ、そのお願いイイナー(馬鹿丸出し)
ワンポイントアドバイス☆下に居ると灰が落ちてくるよ!

お次はベンタイン市場です。
ここは沢山の雑貨や布、とにかく色々な物の小さなお店がグワッと連なります。
通路が狭く、物もドカンと置いてありますから、通り抜けるのもやっと。
この時、足元にご飯食べてるおばちゃんが居ます。

勢い良く連れてこられたアオザイのお店。聞くと、一着オーダーで60ドルですって。
安い店だと30ドルくらいですから、要らない要らないとさっさと店を出ます。
すると、隣の店の姉ちゃんが「オネエサーン」「オネエサーン」と甘い声で腕を掴んできます。
日本人の男性客が来たら、双方とても喜ぶだろうなと思ったりしました。(余計なお世話)

それでも値切って値切って、沢山の買い物を済ませるとベトナムコーヒーを見ようとフォンさん。
どうせ仲間の店だろう、フォンめ!と財布の紐をガッチリ縛る私。

と、普通に店の裏でベトナムコーヒーをご馳走になり、コレを見てとバケツを指さされます。
バケツには茶色い粉がいっぱい。これはトウモロコシの粉なんですって。
「混ぜるんだ、混ぜるんだ。」とニヤリと微笑むフォンと店員。
べ・・ ベトナムのダークイサイド・・・ッ
嬉しそうに偽コーヒーを見せるフォン。


さて、私達は行きたいお店があったので、そこへ送ってもらい時間分の料金を払います。
すると、「メコン川へ行こう」と物凄い勢いで誘うフォン。
にこやかに「行かない」と言うと、ギラギラした眼で先ほどのノートを見せられます。

若い女性の字で「メコン川とフォンさん最高!245ドルを100ドルにまけて貰った!」等と
目を覆いたくなるような沢山の日本語がノートを乱舞しているのです。
・・・100ドル コレが狙いだったのかな(・ω・` )
双方がオイシイ思いをしてるんならいいのですが、私達には高いです。

悪いけど、明日10ドルで同じ場所に行くんだよ、と話していると現地の警察が寄ってきました。
どうやら路上駐車違反だったらしく、心配する私達に笑顔を振りまきつつ連行されるフォンさん。
・・・さようならフォン。そしてありがとう(涙


さて、次は洋服のオーダーです。
ベトナムは安価で洋服のオーダーが出来るそうで、工房も沢山。
体中を採寸すると、好きな生地でお好きなデザインを・・・。
ワンピースで30ドルくらいでした。 ゆ・・・夢が広がりまくりですよね!!!
すごい時間を費やしてしまった。なんと楽しきや。


そうして、今度はご飯。地元の日本人のお姉さんが教えてくれたベトナム料理のお店へ。
海老アイスじゃないよ!
海老が芋に乗ってコンパクト。赤いパックマンはお約束。
思い出した!この肉の軟骨に悩まされたんだ!

ドレもコレも美味しい!大変満足してホテルへ戻り・・・しまったー!
まだフォー食べて無いじゃん どうしよう・・・もうこんな時間だし・・・。

・・・という訳で、こんな時間にやってて衛生面も味も良いと聞いたフォー24へ。
ここはチェーン展開しており、街中で数軒見かけた綺麗なお店です。
333というベトナムのビールを頼んで、牛肉と鶏のフォーを二種類注文です。
カモメが三匹。バーバーバー。

思っていたよりも大きな丼で登場したフォー。
観光客がフォーを注文するときは、よくボイルした肉を乗せてという意味の
「Tin(ちん)」でお願いした方がいいそうです。じゃないと半生が出てきてしまい、腸ピーピーに。
で、「フォー ちん、ちん」と連呼して「Yes」と言ってくれたにも関わらず、肉は半生でした(笑
チンなのに、ちんでない。オカマかな?

でもね、聞いて聞いて。スープは薄味ですが、しっかり肉の出汁が出てたんですよ。
ほんのり塩味、まことに美味しい・・・美味しいよ、ベトナムさん。
麺は想像通りの色白ペロペロで、清い感じでした。
具は竹の子のお化けみたいなのが印象的でしたが、肉は生っぽいのでほとんど食べませんでした。

miはお腹いっぱいとの事で、私がズルズル。うひょい鶏も美味しい。
しかし、かなり薄味かな?具の鶏ちゃんもスープに精気を吸い取られた状態でしたしね。
それでも薬味をモリモリ入れてご馳走様!おいしかったー☆
触るまでおしぼりをネギだと思っていた私は悪くない!

満腹、満足!とお店を出てホテルに戻り、またしても倒れるように眠ったのです。
買い物頑張りすぎたかも!(汗

三日目に続きますー。


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