さぁ秋田三日目です。

ホテルをチェックアウトして向かったのは秋田市内の大江戸
ホテルからすぐ着いちゃった。
「さっき朝ごはん食べたよね〜あはは」と言いつつも、笑顔で入店します。
広い店内にテーブルがぽんぽんと並んでおり、大きなおにぎりが好きそうな店主さんがせっせと作業をされていました。
おしながきを撮ると、共に店主さんの後姿ゲット。
「あ、小盛がある!」と、それを注文しました。そして、意外と早く目の前にラーメンが登場。
一風堂のツボに入ってそうなのが乗ってる。
頂きますーと箸を入れてみると、小盛とは言え結構な量。意外と多いねーと話しつつ、先ほどのおしながきを確認すると
他のサイズは大盛・特盛なので小盛が並サイズと判明。なーんだ。

とりあえず、上の薬味的なものを混ぜずにスープをゴクゴク。えーと、あっさりしたしょうゆ味でした。
そこでコレを混ぜるんですねと塊を溶いてみると、一面に広がる唐辛子とニラ。
一気に辛そうなビジュアルに。そして、ずるずる・・・ カラーイ(汗

シャキーンと辛味に襲われる脳みそ。なんて刺激的なんだ・・。
結構辛いけど不思議と箸は止まりません。
『辛いから止めておけ』と言う脳内指令を無視してレンゲが動いてしまい、あっという間にご馳走様でした。
辛いけどハマるかも。
セルフで食器を厨房前のテーブルに戻すらしく、作業に没頭する店主さんの後姿に「ご馳走様でした」。
これはハマるとヤバイなと思いながら出口に向かうと、テーブルに追加の辛し薬味をこんもり乗せた小皿を置いて
ラーメンを待つオジサマ。それ、罰ゲーム並みじゃないですかと思いつつ店を後にしました。

「辛かったけど気持ちのいい汗かいたよねー なんかまだ食べられそうな気がするよね」と話し、
ついついもう一軒行ってしまいました。

二軒目は仙北市角館の伊藤
なんでも看板も無い普通の民家らしいです。
大先輩が見つかるかなぁと心配そうな顔を浮かべていたのを思い出しましたが、なんとるるぶに載っていました。
凄いぜ僕らの最強ウエポンるるぶ。

とは言え、何度かお店の前を通り過ぎ、第一発見村人に教えてもらって無事到着。
ここが伊藤さんち。
緊張しながら入店すると、カウンターに席が7席程度。厨房は奥の部屋らしく店主さんらしき人は居ません。
カウンターでラーメンを食べていたオッサン男性が、「あ、はい いらっしゃい」と丼を持ってカウンターの反対側へ。
あ、店主さんでしたか(汗

早速、ラーメンを注文。店主さんは奥の厨房へ消え、丁寧に扉を閉めました。
オッサン消えた。
「自分、不器用ですから」なんて言いそうな店主さん。作ってるところ見られたら恥ずかしいのかな、と思っていると
再び登場し、「はい おまちどう」とラーメンが目の前に。
いつも居ると思ったら大間違いよ(小悪魔風に)
あれ、具が無い・・・というかネギだけっすね。
でも美味しそうな香りに誘われて頂きま・・・ うわー 美味しい(汗

モチモチしており、まさに食べるのが嬉しい麺。うっ 旨い・・(汗
ギュッと締まったうどんみたいな感じです。食べ応えがあってかなり好きというか、大好きです。

また、スープも何なんですか・・・ご主人。扉の向こうはどうなってるんですか(汗
食べ進むにつれて、どんどん美味しくなる気がします。

日本の食事スタイルで言えば、ご飯と味噌汁、お漬物しか無いこのラーメン。
メンマ、チャーシューといったおかず的な具が全く無いけど、物凄い満足感です。
麺が旨いんだったら、旨いんだ。サンキュー伊藤。

ちょっとぶっきらぼうな店主さんがいい味出してるなぁと思いつつ、ご馳走様でした。
なんて言うかちょっと魔力的な美味しさでした。

秋田で食べたラーメン6軒の中で、妹。的好みで言うと
・長寿軒
・十八番
・伊藤
が特に好きでした。この中では順番はつけ難いです。

さぁ、いい天気だし観光しようと車を走らせます。
向かったのは角館武家屋敷通り。黒板塀がかなりいい味出してます。しだれ桜が咲くと綺麗なんだろうなぁ。

何軒か一般公開されており、なんとなく青柳家を見学。(500円)


古いレコードや、伊能忠敬よりも40年前に描かれた見事な日本地図、ハイカラな品物が。

青柳家を出て、迷うことなく茶屋へ。だんごうまい。

そして、そばの桧木内川堤の桜並木へ。全然咲いてないけど、ポカポカして気持ちが良かったス。

さらに車を走らせ、日本一の深さらしい田沢湖へ。
田沢湖には八郎潟の八郎さんと良い仲になった 辰子姫の伝説があり、辰子像が4つあるんだとか。
この話が気になるかたは長くなるので検索してみて下さいませ。
とりあえず、シンボル的な金のたつこ像を発見。
すんごいピカピカ。
かなりの金色で少々シュールでもありましたが、とても綺麗でした。
すぐそばに神社が。
すぐそばの縁結びが得意だという神社で、そろそろ本気で宜しくお願いしますよと100円玉投げる。

さらに、4体ある辰子像のうち、一体だけ下半身がとぐろを巻いた龍の姿になっているという辰子姫像を目指します。
すぐに龍辰子があるらしい御座石神社に到着。
鳥居の反対側に雪に埋もれた神社が。
ズボズボと雪を踏みつつ、辰子姫像みーつけた。
ちょっと悲しげな表情。
駐車場にあった看板によると「永遠の美を求めた事を後悔するような顔つき」らしいです。えーと、そんな話だったっけ(忘)。
綺麗な湖を覗き込み、次の目的地へ。
凄く綺麗な水でした。

やっとメインイベントの乳頭温泉郷です。
ここは7軒の温泉が密集しているのですが、今年の2月に雪崩で温泉が埋まってしまうという事故があり、
現在入れる温泉が少なく、蟹場温泉へ。読み方は「がにばおんせん」らしいです。
到着してみると、何やら撮影隊が・・・。
なんと、駐車場に高橋英樹さんが。おぉ、桃太郎侍だ!(写真無し)
多分、ゆけむり殺人事件でもあったんでしょうね。

早速入湯料を払い、内湯と反対側の混浴のみの露天風呂へ。装備はきしめんタオルだけでしたが、
日景温泉で誰も居ない混浴体験済みという中途半端な経験が、勇気を持たせたのでしょう。
露天までは60mほど歩きます。すごい雪の壁。こりゃ雪崩れますよ(汗
雪の壁の先にあったけど・・・。
かなりの解放的空間。木の柵の向こうに温泉、その奥に脱衣所が。
←こんな感じです。
温泉は思っていたよりも透き通っており、温泉には男性客が4人ほど。
うぅぅっ これは無理かも。「姉ちゃん、入るのかい?」と女性脱衣所の前で甲羅干しするオヤジ
「と言うか、混浴ってタオルどうするんだろうね、こんなきしめんタオルじゃ丸見えじゃない?」と相談し、
せっかくだからと髪をまとめるも、湯船で仁王立ちしているナイスガイに圧倒され、大人しく内湯に入りました(寂。

お湯には、湯の花がこれでもかと言うほど舞っており、まるで蟹の身みたいです。
だから蟹場って名前なのかなと話していたのですが、近くの沢に蟹が多いことから名づけられたそうです。

秘湯として有名になりすぎてしまった乳頭温泉郷。素直な感想としては、日景温泉の方が秘湯度は高く、好みでした。
蟹場の蟹の身みたいな湯の花は面白かったです。

さっぱりとお湯を楽しみ、今晩のお泊りは乳頭温泉近くの旅館。
ここでも温泉に浸り、なぜかカメラの中には私が酔っていく様を記録した写真が36枚も。
まるで連続写真です。ありがとうございました。

これでやっと3日目が終了。お疲れ様でした。
旅館そばの高台から田沢湖が見えたよ。

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