2005年12月10日 中京競馬場 以前よりお世話になっているお姉さまにお誘いをうけ、中京競馬場に行ってきました。 大きな声では言えませんが、高校生の頃に一度だけ兄に馬券を買ってもらい競馬中継に念を送った事はあるんです。 その時は、たしか菊花賞で『マチカネフクキタル』を500円程買い、見事に当たり16000円くらいになりました。 やはり高校生にしてみれば大金で、その時の事は良く覚えています。(秘密ですよ) 私に賭博のセンスが無い事は、とこなめ競艇で実証済みなのですが、もしかすると馬ならいいのかも・・と、 淡い期待と軽い財布を握り締めて待ち合わせの駅へ。今日はウキウキ顔のえすも同行します。 なんと集合は午前8時過ぎ。本気で一日遊んでやるぜ!と益々気合が入ります。 お姉さまと合流し、名鉄で中京競馬場前駅へ。途中でお姉さまの競馬仲間である気さくなお馬先生とも合流です。 駅からは徒歩10分くらいだそうで、改札を出て「風があって寒いなぁ」と思いつつ、歩き出すと、 「あ、バスだ。乗ります?」とお姉さまとお馬先生。見ると、停車しているバスがあります。 「なんと、10分の距離でバスとはリッチだわ。きっと儲かっているんだな、あやかりたいな」と驚いて乗車すると、 どうやら無料だったらしく、競馬場のサービスの根底には・・・などと深読みしそうになってので思考停止しました。 いやー 競馬場って優しいなぁ。 到着すると、まだ開門前。すぐそこに見たことがあるような大きな建物が見えます。 200円の入場券を買い、開門を待ちます。競馬新聞を握り締める勝負師の列を見て俄然興奮してくる妹。 9時になると、聞いたことがあるファンファーレのような音楽が鳴り、さぁ開門です。 1人で来ている若い女性の姿も。 すると、物凄い勢いで走り出すお客さん達。一番初めに到着すると福男かな?と思う程の猛ダッシュにビックリです。 どうやらいい席を確保する為のようですが、本当に凄いです。 もうこの時点で第一レースを見てしまったような気がしつつ、トボトボと会場へ。 想像以上に広い場内。壁にはお金を夢券に変える諸刃の剣的な券売機がズラーッと並びます。 「後ほど、よろしくお願いします。」と券売機に挨拶をし、お姉さまの後を足早に追います。 もう、向こうの方までズラーッとあるんです。 あちらですよ、と案内されたのはゴール真ん前の二階席。しかも一番前。 ニコニコとお馬先生が座っており、どうやらあの開門第一レースで走って超良席を確保して頂けたんだとか・・・。 そう言えば、お馬先生の姿が見えませんでした(汗 もうありがたすぎて、席に到着するまで ミニチュアホースを撫でまわしたり なんて口が裂けても言えないです。本当にありがとうございました。 「さあさあ、座って紅茶でも飲みましょう。」とお姉さまがカバンから座布団と魔法瓶、ティーバックを取り出します。 そして紙コップとお昼ご飯用の温泉玉子を出すと、お馬先生が、「そうしましょう。あ、お尻寒いでしょう?」と、 またも魔法瓶とミニブランケット、さらにブランケットの中から梅酒、極めつけにカップスープ数個を出します。 「お・・・・お二人のカバンって、魔法のカバンみたいね。 何でも出てくるもの」(シータ風に) ロールオーバーでちゃんと落下防止の柵がありましたよ。 優しいお馬先生にブランケットをお貸し頂いて、妹。のお尻も臨戦態勢になったところで 小腹が空いて肉まん買ったりしちゃいました。 ヤバイ・・ 始まる前からすっごい楽しい・・。 さあ、いよいよレース開始です。 馬っ子レースは全部で12レース。3レースまでは「走るのは生もの!肉を見れば的中!」などと言い、 馬の香りがほのかにするパドックでメリーゴーランドのように回る立派な馬を眺めたものの見事に大ハズレ。 1レースごとに200〜400円くらいしか買っていませんでしたが、確実に軽くなる財布が心配に。 1位を当てる単勝買いを少なくし、3位までに入ればOKの複勝買いが目立つようになりました。このチキン!(泣 途中、騎手が落馬してしまいゴール後も気楽に走り回る馬っ子。 走る姿は凛々しく強いイメージですが、なんだか純粋で憎めない本当に可愛い動物ですよね。 「今度はこっちに行っちゃおう」ってふらふら。ルンルン♪ ゴール前では、色々と熱のこもったヤジが飛び交い、馬の名前ではなく、騎手の名前が叫ばれます。 なるほど、確かに運転している人も重要ですよね。(あたりまえ) 一度、目の前の芝生でのレースがあったので柵のところまで見に行きましたが、これがまたいい。 もちろん、走ってくる馬っ子はよく見えませんが、音が凄くいいんです。まるでドルビー。(?) ドドドドドドドドドドドドドド っと馬が走ってくる音はまさに戦国時代。カッコいいなー(ノ´∀`*) このレースももちろん負けましたが、それよりもこの迫力を体験できたのが凄く嬉しかったです。 「さぁ、お昼ご飯を買いに行きますよ〜」とお二人について行くと、おぉっオレンジの看板! メニューは大盛りとお新香のみです。 どうも、最初に契約したメニュー以外は売ってはいけないお約束らしく、ここでは国産肉の牛丼が食べられるそう。 ごくたまに食べていただけで、ファンと言うわけではありませんが、ちょっと得した気分です。 調子に乗って、周りのお兄さん方の真似をして『つゆだく』の注文をしちゃいました。うっしっし。 席に戻り、お姉さまご持参の温泉玉子を頂いて、さぁ頂きます。 つゆだくも温泉玉子も大盛りも初体験です。少しお肉が硬い気がしましたが、ペロリとたいらげました。 美味しい。温泉玉子ベリー美味しい。 午後も張り切って馬券を買い、複勝でしたが数回当てることが出来ました、 最終的に12レース中3レース当たり。金額的には4000円ほど使い、戻ってきたのは1290円でした。 レースを重ねるごとに、買った馬券を勝敗が分らないうちにすぐポケットにしまいたくなるのは、 テストの答案用紙を隠したい気分にそっくりな気がしてなりません。 あぁやはり負けてしまったな、と隣を見ると、えすが朝の笑顔のまま固まっています。 朝は元気だったのにどうしたのかなぁ(棒読みで) 〔今確認したら、2勝10敗だったらしいです。〕 そういえば、通路によくハズレ馬券が落ちているので、はじめの頃は「いくらくらい買ったのかな?」と 値段を見たりしていたのですが、中には万単位のハズレ券も。 それを見て、なんだか見ちゃいけないような気がして、落ちている券を無視する私は小心者なのでしょうか。 馬っ子達の艶のある体は本当に美しく、肉の張りも最高。彫刻では一番難しいと聞いたことがあります。 そんな馬っ子達のレースは驚異的に速く、存分に熱狂でき、馬だけでなく騎手も本当にカッコイイ。 競馬場は広くて、大変気持ちが良く、レースが無くてもクリーミーマミゴッコがしたくてたまりませんでした。 本格的な賭博ではなく、競馬場を楽しむと言う事では、私は結構いい成績だったと思います。 綺麗で暗いイメージではなく、若い子もいっぱい。冬は殺人的に寒いのでムクムクで行きましょう。 お尻が特に寒いのでブランケットが大活躍でした。お馬先生ありがとうございます! と言うわけで、人生一度は生馬観戦! 賭け事嫌いなんて言ってない? ピクニック気分で行っちゃいな! もう買わずにはいられない! ブヒヒン ブルルン 中京競馬!! |